バイオリン絃の寿命【絃の種類ごとの交換時期】

ヴァイオリン絃の寿命と交換時期

バイオリンの弦は、切れるまで交換しないという人もいれば、弦の響きが悪くなったら交換する人もいて、人それぞれです。

弦交換の理想は、弦の響きが悪くなり調弦しにくくなったら交換するのが良いのですが、経済的な事もあるので、どのくらいで弦を交換した方が良いかをまとめました。

バイオリンの弦、理想の交換時期は?

バイオリンの弦は、切れなければ使えますが、弦が古くなってくると、まず音の響きが悪くなります。

バイオリンの音を良く聞いていると、共鳴して響く響きが悪くなってきます。

5,6時間毎日練習すると、1か月ほどで響きが悪くなり、この時に交換するのが理想です。

しかし、もう少し使おうと思えば使えるので、響きが悪くなってからあと1か月くらいは使う事もあります。

何故響きが悪くなったら交換した方が良いか?

響きが悪くなった後は、音程が合わなくなってきます。

弦が古くなると調弦がしにくくなり、音程がなかなか合わなくなると、弾いていて音程を取るのに苦労します。

バイオリンは音程が合うと楽器が共鳴して、音程が合っている事を教えてくれるのに、弦が古くなると共鳴しなくなってくるので音程が取れなくなってくるのです!

共鳴しない音程を探って取ったり、気にせず弾いていると、ピッタリ合った音程ではなく、何となく合っている音程で弾く癖がつくので、出来れば響きが悪くなった時点での交換が理想です。

とはいえ、高い絃を使っていると1セット1万円以上するので、毎月交換しているとかなりの出費になります。

なので、コンクールの本番や演奏会が控えている場合は、本番の1週間ほど前に交換しますが、本番がなければ、もう少し我慢して練習してもいいと思います。

弦を交換した方が良い時期(現実)

経済的に余裕があり、いつでも弦を交換出来れば、響きが悪くなってきた時点での交換がおすすめです。

しかし、あまり頻繁には交換出来ないという場合は、毎日の練習時間が5-6時間だとすると2ヶ月くらいまでは使える範囲ではないでしょうか。

絶対に弦を交換するべき時期

あまり古くなってくると、弦が錆びてきます!

この状態で弾いていると指が痛くなったりするので、切れなくても交換することをおすすめします。

おすすめの弦別、弦の交換時期

ヱヴァ・ピラッツィ ゴールド

煌びやかで良く響き、弾いていて気持ちの良い絃【ヱヴァ・ピラッツィ ゴールド】は、

1日5-6時間弾いていると、1か月くらいで響かなくなります。

しかし、少し我慢して弾いているとまた鳴るようになり、演奏会などがない限りは2か月使っています。

ヱヴァ・ピラッツィ+カプラン

ヱヴァピラッツィも響きの良いパワフルな絃でお気に入りの弦です。

しかし、E線が時々ひっくり返る事があるので、E線がひっくり返る人はE線のみカプランのE線がおすすめです。

ヱヴァピラッツィも毎日5-6時間練習をしていると、1か月くらいで輝きがなくなり、2か月くらい弾いていると音がギシギシするようになり限界を感じ交換となります。

ヱヴァ・ピラッツィ

ヱヴァ・ピラッツィは、毎日5ー6時間の練習で1か月、2か月くらいから限界を感じる音になります。

ラーセン・ヴィルトゥオーゾ

柔らかい音の楽器に良く合う絃ラーセンのヴィルトゥオーゾ。

楽器によっては合わない楽器もあり、好みが分かれますが、芯が太い深みのある音で筆者は気に入っています。

毎日5-6時間練習して、1か月半から2か月くらい持ちます。3ヶ月で音に限界を感じます。

ドミナント+ゴールドブラカット

コストパフォーマンスが良いので一番使っている人が多い絃がドミナント+ゴールドブラカットではないでしょうか。

E線は切れたり錆びたり、響きが悪くなるのも早いので、2本セットになっているものがおすすめです。

毎日5-6時間練習していると1か月くらいで響かなくなってきますが、ドミナントは落ち着いた音の弦なので、ヱヴァピラッツィよりも音の響きに変化がなく、1か月で響きは悪くなるものの2‐3ヶ月使っても音の質の変化はあまり感じられないのが特徴です。

本番がなければ毎日5-6時間練習して大体2ヶ月で交換します。

弦の交換時期のまとめ

ここで書いた交換時期はあくまでも目安です。

あまり弦を交換したくない人でも、本番1週間前には弦を交換し、一番良い状態で演奏できるように本番から逆算して弦を交換しましょう。

そして、弦の響きが変化するのが分からないという人でも、注意して弦のの音、楽器の響きを良く聞いていれば、弦が劣化してくると響きがなくなるのが分かってきますので、自分の出す音を良く聞く習慣をつけてください。

最後に、音程が合わないと思っている人で弦をずっと交換していなかったら、新しい絃に交換し、良く調弦した楽器でゆっくり弾き、音程が合うと楽器が響くのを注意して聞いてみると、音程が合わないという問題が解決するかもしれません!