バイオリン練習をしていて壁にぶち当たった時。
もしくは、バイオリンを教えていて疑問が出てきた時。
子供のバイオリン練習に付き合って悩んだ時。
等々、様々な場面で助けてくれたおすすめの本をご紹介します。
1度読めばいいというものは、図書館で借りて読んでもいいと思います。
しかし、何度も読む価値のある本は家に置いてすぐ読みたい。
そんなおすすめバイオリンの本を厳選しました!
有名バイオリニストの練習方法が分かる1冊
幼少時から神童と呼ばれたバイオリニストメニューイン。
年齢を重ね、若かりし頃のように演奏できなくなった事もあり、バイオリン演奏の姿勢や指の押さえ方などを研究し、子供たちに指導した経験もあるからこそ書けた1冊。
バイオリン演奏時の呼吸について。
ヨガを取り入れた運動などが紹介してあり、演奏時に身体をどう使うかのヒントが書かれている本です。
※弓の持ち方、ボーイングなどの奏法は、時代によって変わったり、色々な流派があります。
なので、弾き方の部分はこんな奏法もあるのだなと参考程度にされてください。
世界の数々のバイオリニストを育てた名教授の書いた1冊
ガラミアンは運弓の名手と言われたカペーの弟子だっただけあり「石ころにでも運弓を教えられた」という逸話があるほどの運弓指導には長けていたと言われている教授です。
世界の名門、ジュリアード音楽学校で長年教え、多くの世界的バイオリニストを育てたイヴァン ・ガラミアン。
長年の指導経験を元にバイオリン奏法、指導法をまとめたので、初心者には少し分かりにくく、分厚いので読み終わらずに途中で挫折する可能性があります。
しかし、
・こういう音を出したい時には弓をどう使うか
・リコシェが上手くいかないのは、こういう問題が考えられる
など、弓の使い方が詳しく説明されていて、演奏のヒントが沢山見つかります。
※弓の持ち方、ボーイングなどの奏法は、時代によって変わったり、色々な流派があります。
なので、弾き方の部分はこんな奏法もあるのだなと参考程度にされてください。
バイオリン奏法全般に渡ってシステマティックに書かれた1冊
著者カール・フレッシュは「スケール・システム」で有名です。
楽曲を分析してどこでポジションチェンジをするべきかが実際の曲を使って説明されていて、興味深い1冊です。
上下と分厚い本2冊。
そして、日本語翻訳に難しい単語を使っているので読むのはかなり大変です。
しかし、下巻では音楽づくりの問題とメンタル面を含めた演奏上の問題、楽曲解説が書かれていて大変に興味深い本です。
バイオリン初心者にはおすすめしません。
こんな人におすすめ
・バイオリン教師
・バイオリン指導の歴史を知りたい・カールフレッシュはどのように考えて指番号を決めていたか知りたい人
モーツアルトの時代のバイオリン奏法を知る1冊
モーツアルトには父、レオポルドがバイオリンを教えました。
その父レオポルドが書いたバイオリン奏法は、モーツアルトの時代にバイオリンをどう弾いていたか。
そして、弓順の決め方、トリルはどうやってかけるのかが分かる貴重な1冊です。
こんな人におすすめ
モーツアルトのコンチェルトは試験やコンクールの定番です。
なので、モーツアルトのコンチェルトを弾く人にはお勧めの1冊です。
音楽家の日々の練習から本番までの過ごし方

こんな人におすすめ
・発表会や演奏会でで緊張して上手く弾けない人。
・演奏会であがらないための練習を知りたい人。
・演奏会前にどう過ごしたらいいか分からない人。
・練習の仕方が分からない人。
ヴァイオリニストを目指して何時間も練習する人、身体のどこかが痛い方におすすめ
ヴァイオリニストになるには、小さい頃から毎日何時間も練習をします。
子供の骨は柔らかいので、毎日何時間もヴァイオリンの練習をしていると
・側弯症になってしまったり
・身体の事を分からず変な動きをしてしまったり
・力づくで弾いていると腱鞘炎になってしまう
なんてことも。
身体を痛めないためにも、小さい頃から自分の身体を知ってヴァイオリンの練習に役立てるべきだと思いますので、この本を紹介しておきます。
何故なら、ヴァイオリニストになるには、ヴァイオリニストの身体を作るべく、毎日少しずつ身体を作っていきます。
それは、まるで運動選手、アスリートのようです。
スポーツ選手は自分の身体を知る努力をし、その日の身体の調子がどうなのかストレッチをしながら考えます。
ヴァイオリニストも練習前にはストレッチから入り、自分の身体をもっと知る必要があると思います。
ヴァイオリンは楽器をいかに振動させるかが大事で、力で弾くのではありません。
どう体を使うかという事がとても大切です。
この本は解剖学的で、少し難しい本です。
しかし、身体はどう動かせば無理がないのか、身体をどう使ったら良いかが分かる本です。
お子さんには難しいので、大人が読み砕いて少しずつ分かりやすく説明してあげることで、怪我をしない、老人になっても弾き続けられるヴァイオリニストになってくれるのではと思っています。
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