バイオリン発表会、たっぷり歌って弾きたい名曲3選

発表会 弾きたい名曲
バイオリンの発表会、選ぶのに困ってしまうほど素敵な曲があり、その数は人生の中で全てを勉強出来ないのではと思うほどです。
バイオリンは若いうちに技術を身につけたいと思うからか、若いうちは速くてテクニックが難しい曲に挑戦して技術を磨いたり、コンチェルトやソナタなど色々な曲に挑戦するので、小品を勉強するとしても多くの曲は出来ないと思います。
ここでは、心に響く曲をどう聞かせられるかを追求する時、おすすめな小曲をご紹介します。
ゆったりとした曲なので大人からバイオリンを始めた方も、ポジションチェンジを習ったら挑戦してみても良い曲だと思います。

 

この記事で分かる事
心に響くおすすめな小曲をご紹介します。

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初中級レベル

ドヴォジャーク(Antonín Leopold Dvořák)

4つのロマンティック小品 op. 75 Romantische Stuckeの中からⅠAllegro moderato。

 

大人からバイオリンを始めた方もI Allegro moderatoは比較的弾きやすいので、ポジションチェンジを習い、ビブラートがかけられるようになったら挑戦してみてください。

 

滑らかなポジションチェンジと滑らかな移弦、柔らかいビブラートが出来るように練習すると綺麗に仕上がると思います。

 

 

※楽譜は楽天が安い事が多いです。
4つの小品全てを弾くとこのようになります↓。
チェコの作曲家ドヴォルジャークの作品はドヴォルジャークのの曾孫ヨゼフ・スーク(Josef Suk、1929年8月8日 – 2011年7月6日)が作曲家の意図をより理解出来ているのではと思い、スークの動画を掲載しておきます。

中級レベル

ラフマニノフ(Sergei Vasil’evich Rachmaninov)ヴォカリーズ

 

大人からバイオリンを始めた方も第6ポジションまで自由にポジションチェンジが出来るようになったら挑戦したい1曲。

 

この曲も滑らかなポジションチェンジと移弦、柔らかいビブラートを良く練習してください。

ラフマニノフはロシアの作曲家なのでロシアのバイオリニストマキシム・ヴェンゲーロフ。
そして、ロシア帝国のオデッサ(現:ウクライナ)出身のダヴィート・フョードロヴィチ・オイストラフの演奏を掲載します。

 

中級レベル

有名なショパンのノクターン 嬰ハ短調(遺作)をミルシテインが編曲したもの。

少しだけ高いポジションと重音が少し出て来ますが、ゆっくりなので高いポジションは取りやすいのと、重音は比較的簡単な重音なので中級レベルとしました。

長いレガートで滑らかに音を繋ぐのが難しい可能性もありますが、ゆっくり全ての動きを準備して正確に指や弓をコントロール出来るように練習すれば弾けるのではと思います。

Sevcikで重音練を習して、重音を弾く時でも左手が自由に動くように練習すると弾けると思います。

ウクライナ出身のバイオリニストでショパンのノクターン嬰ハ短調(遺作)を編曲をしたミルシテインの演奏です。

役に立つ練習曲

ゆっくりな曲は滑らかなポジションチェンジと柔らかいビブラートが出来ると上手に歌えます。

ビブラートはポジションチェンジが滑らかに出来るようになることでビブラートも柔らかく出来るようになるので、おすすめな練習曲はポジションチェンジです。

左手がポジションチェンジの度にカクカクとならないようにポジションチェンジの練習曲を使って左手が柔らかくなめらかに動くように練習してみてください。

 

 

クロイツェル練習曲の中からポジションチェンジ練習曲を取り出して練習すると効果があります。

まとめ

この記事で紹介した初めの曲は比較的ゆっくりな曲なので、大人からバイオリンを始めた方もポジションチェンジに慣れ、ビブラートが出来るようになってきたら挑戦出来る曲ですので、挑戦してみてください。