クライスラー 前奏曲とアレグロ 難易度

クライスラー 前奏曲とアレグロ難易度

演奏会やコンクールで演奏するととても映えるクライスラーの前奏曲とアレグロ。

メロディーラインも素敵ですが最後に重音で盛り上がって終わる勢いのある曲なので、弾き方によっては拍手が鳴りやまないという事が起こる曲です。

 

クライスラーの「前奏曲とアレグロ」をYouTubeで検索をすると、小学校低学年の小さい子から有名な国際コンクールで演奏している動画が見つかるので、曲の難易度が分かりにくい曲で、いつ頃取り組んで良いのか悩む所だと思います。

 

そこで、クライスラーの「前奏曲とアレグロ」の難易度、難しい部分の練習方法を簡単に説明します。

この記事で分かる事
クライスラーの「前奏曲とアレグロ」の難易度、テクニックを鍛えるおすすめ教本

本記事はプロモーションを含みます。

クライスラーの前奏曲とアレグロ難易度

様々なコンクールでクライスラーの「前奏曲とアレグロ」を聞きましたが、小学生から大人まで苦労して弾いている人が多く、弓が飛ばずに音が汚くなってしまう、重音の音が潰れて音の発音が悪い等々、テクニック的に意外と難しい曲です。

小学生が弾く場合

子供のうちは身体が柔らかいので、小学校低学年でも勢いと身体の柔らかさ、曲を弾きたいという気持ちが合わさって意外と弾けてしまう子もいます。

例えば、

1】スピードがある曲を軽々弾け、右手が比較的柔らかく、重音のスケールを練習している子。

2】どうしても「前奏曲とアレグロ」が弾きたいと言う子は、重音練習やボーイング練習をすることを条件に始めると、「前奏曲とアレグロ」を弾きたいので重音練習やボーイングを頑張ってこの曲をきっかけにレベルアップする事が出来たりします。

 

このような場合は、スズキの8巻くらいの時に挑戦しても良いと思いますが、スピードを出すのが苦手な子、どうしても「前奏曲とアレグロ」が弾きたい訳ではない場合、もう少し曲が進んでから挑戦させた方のが良いと思います。

 

とはいえ、弓が綺麗に飛ばないと思いますので、大きくなった時にもう一度やり直して綺麗に仕上げることをおすすめします。

フルサイズ、大人が挑戦する場合

大人から始めた生徒さんは、ポジションチェンジ、重音、スピッカートなどの飛ばすボーイングを習ったら弾きたいと思った時に始めて良いと思います。

しかし、クライスラーの「前奏曲とアレグロ」を弾くのに必要なテクニックが出来ていない場合、かなり苦労してもなかなかまとまらなく、曲を通して弾いたら身体がかたい人がアクロバットを一生懸命挑戦しているような感じになってしまう事があります。

 

「前奏曲とアレグロ」を弾くための下準備

なので、「前奏曲とアレグロ」を弾きたいと思った場合、出来れば下準備として

音階やシェフチークOp.9などで重音の練習をして左手の形を整える。

・シェフチークOp.1-1-11、もしくは、他の移弦が練習出来る練習曲で右手が柔らかく移弦が出来るようにする。

・クロイツェルの2番でデタッシェと移弦を練習して右手を出来るだけ柔らかく使えるようにする。

※柔らかくと言っても力を抜いてフニャフニャにして弾くという意味ではありません。

・ドントOP35の1番、もしくは他の教材で3本の弦を綺麗に弾けるようにする。

 

 

楽譜

「前奏曲とアレグロ」の楽譜はピースでも売っていますが、愛の喜び,愛の悲しみ,美しきロスマリンなど他の曲も入っている曲集を購入するとお得です。

まとめ

多くの人が憧れるクライスラーの「前奏曲とアレグロ」は、人によってはスズキ教本7,8巻くらいで始められますが、テクニック的に意外と苦労する人が多いので、曲を始める前に少しずつ下準備をしておくとすんなりと弾けるようになります。

 

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