子どもがバイオリン練習を好きになるアイデア集|親子で楽しく続ける工夫part1

子供のバイオリン練習

「子どもが練習をなかなか始めない」「毎回喧嘩になる」——

そんな悩みを持つ親御さんは少なくありません。

バイオリン上達に欠かせない毎日の練習を、どうすれば楽しく・習慣化できるのでしょうか?

 

この記事では、実際に多くの子どもたちに効果があった工夫やアイデアを年齢別に紹介します。どれも実践しやすく、楽しく取り入れられるものばかり。ぜひ、親子で試してみてください。 

幼児期(2〜5歳):遊び感覚で練習を好きにさせる

  • レッスンごっこ: 親が先生役、子どもが生徒役になって「お教室ごっこ」。疲れてきたら、子供が先生役、親が生徒役で、「先生!ここが難しいのですが、どうしたらいいでしょうか?弾いて見せてください!」など、楽しみながら遊びの中で自然に練習ができる。親が心から楽しむのがコツです。
  • シール台紙: 練習後にご褒美としてシールを貼れる。達成感が得られ、やる気もアップ。

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  • 音でお話づくり: 「風の音ってどんな音?」など、バイオリンで音を表現しながら想像力を養う。この時期は、楽器に触れている時間を延ばす目的もあるので、楽しみながら練習時間を伸ばしていくことも考える必要があります。

 

小学生:達成感と楽しさで継続をサポート

  • 点数評価: 練習内容に点数をつけて見える化。「あと5点で100点だね!」と目標を持たせる。可愛い絵を描いてあげてもいいです。
    先生から出た課題を表にしてチェックしてクリアしたら〇点数と見える化するともっとやる気が出る子もいます。
  • 発表会ごっこ: ぬいぐるみを観客に見立てて演奏披露。拍手やブラボーの声援でモチベーションUP。
  • 褒めてお願い方式:「今のところすごく良かった!もう一回聴かせて」とお願いしながら何度も弾いてもらう。おだてると調子に乗る子には効果抜群です!

 

親子関係のコツ:練習時の言葉がけ

子どもが練習中にイライラしたり、親子で言い合いになったりすることもあります。

親がイライラしてしまうのはどうしてだろうと良く考えてみてください。

時にはノートを前にどうしてイライラするのかを書き出すのもおすすめです。

イライラの理由と対策

  • 何かを聞かれて自分が分からない時、自分の無知さを隠そうとつい怒ってしまう大人は結構います。しかし、親は完璧である必要はありません。「分からないから、次回のレッスンで先生に聞いてみよう!」と言い、違う部分を練習するように切り替える。
  • なかなか練習を始めず、ダラダラしているから。やる気がない時に無理やりやらせても実り少ない練習になります。そんな時は、「今日はこの部分とこの部分を弾いて終わりにしよう!」など、出来ない部分をいくつか取り出して部分練習のみにするなどにする。
  • 他の子供と比べて進みが遅くて心配になっている時。心配しても何も変わらないどころか、親がイライラすると逆に進みが遅くなる、もしくはバイオリンの練習が嫌になるなど良い方向にはいかないので、イライラし始めたらまず深呼吸して冷静になり子供が一番幸せな選択をする。

親が出来ること

  • 弾いている最中は口出しを控える。
  • 弾く前後に「何を意識して弾く?」「今のどうだったかな?」と優しく声がけ。何の目的で練習しているか考えてから練習させる。
  • 間違っていても、「ママにはわからなかったな。もう一度ゆっくり聴かせて?」とお願い形式で促す。

親の関わり方一つで、子どものやる気は大きく変わります。

 

まとめ:楽しい練習が習慣をつくる

人間、どうしても楽な方に流れてしまいがちです。

「どうしてうちの子は自ら練習出来ないのだろうか?」と考えてしまうと、どうしても

「練習しなさい!」と命令口調、「何で言われるまでやらないの?」とネガティブな声掛けになりがちです。

そうすると子どものやる気は下がってしまいます。

子供のやる気を吸い取る吸血鬼になっていませんか?

私も経験して何度も反省しました。

 

遊びたいけれど、練習もしないとなと思っている子供をいかに気持ちよく練習させてあげるかは親次第でもあります。

「一緒に練習しようか!」と、「一人じゃないんだよ」と寄り添ってあげる

もしくは、お子さんの性格によっては「もう一回聞かせて」などの優しい声かけで「ママのためならもう一度弾いてあげようか!」と思わせることも必要です。

 

バイオリンの道のりは長いです。

途中で息切れしないように親子で楽しみながら続けることで、バイオリンが「好きなこと」「得意なこと」になっていきます。

 

バイオリンを一生の友にしてほしい。

そのための第一歩として、今日からできるアイデアをぜひ取り入れてみてください。