【保存版】バイオリンが伸びる子の家庭の特徴とは?親ができることを全解説

バイオリン上手な子

バイオリンを習わせていると、こんなことを思う瞬間があるかもしれません。

「あの子はどうしてあんなに上手なんだろう?」
「うちの子は頑張ってるのに、なかなか上達しない…」

実は私も、自分の娘がなかなか思うように弾けず、「バイオリンって運動神経が必要なのかな?うちの子には向いてないのかも…」と思ったことがあります。

でも、30年近くたくさんの子どもたちを教えてきて分かったことがあります。

バイオリンが上達する子には、共通点がある。


バイオリンが上手な子の共通点

私が教えてきた中で、上達の早い子に共通していたのは、次の3つです。

1. 毎日の練習習慣がある

  • バイオリンは「毎日弾く」ことがとにかく大切。

  • 上手な子は、朝・帰宅後・夕方など、小分けで練習している。

  • 3歳〜6歳ごろから始めて、習慣になっている子が多い。

2. 家庭でのサポートがある

  • 小さい子が自分から練習するのは難しいので、親の声かけがカギ

  • レッスンで先生が伝えた内容を、親子で一緒に復習している。

  • 練習時間のスケジュールも、親が決めてあげることで継続しやすい環境が整っている。

3. 練習環境が整っている

  • 楽譜やバイオリンがいつも同じ場所にある。

  • 練習する順番も決めておくことで、スムーズに始められる。

  • 「片付け・準備」も習慣化することで、ストレスのない練習時間になっている。


習慣づけるコツ

練習を日常の一部にしてしまえば、上達は加速します。

歯磨きや食事のように「当たり前」にする

「今日も練習するよ」と特別扱いせず、毎日の流れに自然に組み込むことが大切。

親と一緒にやるから楽しい

子どもはお母さんやお父さんと一緒に何かをするのが大好きです。

  • 一緒に歌う

  • 弓の動きをまねっこする

  • ごっこ遊びのように練習する

遊び感覚でやると、「練習=楽しいもの」になります。


「休む勇気」も時には必要

毎日続けるのは理想ですが、疲れている日や旅行中は、無理にやらなくても大丈夫。

  • 少しだけ弓の練習をする

  • 楽譜を見て歌う

  • 左手だけの運動をする

大切なのは、完全にゼロにしないこと。

そして、少しでも練習したら「えらいね」「今日もやったね!」と褒めてあげてください。


他の子と比べすぎないで

「上手な子と比べて落ち込む…」という保護者の声もよく聞きます。

でも、子どもにはそれぞれ成長のタイミングがあります。

  • 運動神経や感覚の鋭さ

  • 意志の強さや性格

  • 年齢や手の大きさ

これらはバラバラなので、「あの子よりも」ではなく、「昨日の自分よりも」を意識してみてください。


先生選びも大事なポイント

どんなに頑張っても、「どうしても上達しない」と感じるとき。

  • 同じ教室の生徒もあまり上達していない

  • 子どもがレッスンに行くのを嫌がる

こんな時は、思い切って教室を変える選択肢も考えてみてください。


最後に:10年後のわが子を思い描いて

子どもと一緒に練習して、時にはケンカになることもあるかもしれません。

でも、小さな手で一生懸命バイオリンを弾いてくれる時間は、思っている以上に短いものです。

ぜひ、10年後のわが子の姿をイメージしながら、

  • 今、どんなサポートができるか?

  • 今、どんな関わり方が大切か?

を考えてみてください。

バイオリンが好きになってくれたら、きっと長く続けてくれるはずです。


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