バイオリンを弾くこと約45年、ピアノを弾くこと約35年。
楽譜は紙で見るものと思っていましたが、オンラインレッスンを始める時、タブレット上の楽譜に書き込みが出来たら便利だろうと思いタブレットを購入しました。
楽譜をタブレットで見ると、楽譜へどんどん書き込みが出来き、消すのも楽々。
あまり使わない楽譜はプリントアウトせずにタブレットで楽譜を見ることが出来る。
凄く便利で、もっと早く楽譜用のタブレットを購入すればよかったと思ったほどです。
この記事では、楽譜タブレットを実際に使ってみたメリット・デメリット。
タブレットで楽譜を選ぶ際の注意点をまとめました。
紙の楽譜よりもタブレットを使って便利な時
紙の楽譜とタブレットの使い分け
移動時
大量の楽譜を持って移動しないといけない時、もしかしたら使うかもと何冊も重たい楽譜を持って出かけても、実際は使わなかったという楽譜は多いものです。
紙の楽譜とタブレットに入れる楽譜を分けることで、移動時に重たい楽譜から解放され、移動が楽になります!
ほぼ暗譜しているけれど、もしかしたら楽譜が見たくなるかもという時、楽譜を写真などで撮影してタブレットに入れておけば、少しだけ楽譜を確認出来たり、楽譜に書き込みも出来てとても便利です。
楽譜作成ソフトを使う時
楽譜作成ソフトで楽譜を作る時、今までは印刷して確認していました。
しかし、タブレットで作成した楽譜確認すると、訂正事項など書き込みが気軽に出来、全てを訂正してからプリントアウトすれば紙の削減になります。
コンピューターだとピアノで弾いて確認する時に譜面台に乗せられませんが、タブレットで楽譜を見るとピアノの譜面台に乗せて弾いて確認できますし、書き込みも消すのも楽々です!
オーケストラ譜を見る時
協奏曲を勉強する時、オーケストラ譜に書き込みをするために大量のコピーしていましたが、タブレットでオーケストラ譜を見ることで、大量のコピー費と労力が削減できます!
タブレットなら書き込みして消すことも簡単なので、どんどん書き込みが出来て便利です!
楽譜を見るタブレットの選び方
楽譜をタブレットを選ぶ時、もちろん、コストパフォーマンスも大切ですが、一番大事な事は、大きさです。
楽譜が小さすぎて読みにくかったら演奏しにくいですし、そのたびに拡大して見ないといけなく、余計な手間がかかるからです。
楽譜タブレットでおすすめの大きさは、紙の楽譜と同じ大きさで見るには、約12インチのタブレットです。
そして、楽譜を見ている時、光の映り込みを抑える低反射コーティングがされているものがおすすめです。
小さい文字を見るのが苦痛でなければi Pad Air(約A5サイズ)までなら楽譜を見る事が出来ます。
大きさにこだわった楽譜タブレット【A4サイズ】
iPad楽譜おすすめ機種
iPadがおすすめなのは、画質・音質ともに他のタブレットに比べてもレベルが高いので、楽譜タブレットとしての使用だけでなく、映画を観たり音楽を聴いたりする時も重宝するからです。
iPadで楽譜を見る時、一番おすすめな機種は、 Apple 12.9インチiPad Pro (第5世代)。
A4のコピー用紙が高さ297mm×幅210mmなので、12.9インチモデルはA4用紙サイズとほぼ同じ大きさで楽譜を見る事が出来ると考えて良いので、楽譜が見やすい。
2020年モデルに比べると起動速度・動作速度は体感的に速くなっているし、何よりHDR動画がすごく綺麗という評判なので、最新モデルがおすすめです。
高さ | 280.6 mm | 重量 | 682 g |
幅 | 214.9 mm | 発売日 | 2021/4/30 |
厚さ | 6.4 mm |
Apple Pencil(第2世代)
楽譜に書きこみをするなら、別売りペンがあると便利です。
コストパフォーマンスの良い機種
Galaxy Tab S7+
日本で発売されていないので、並行輸入品になりますが、意外とおすすめなのがサムスンのギャラクシーです。
12,4インチのディスプレイと画面が大きく、4K撮影が出来、ギャラクシーは画像と音のの美しさにこだわっているので、映画を観たりYouTubeを見るのにもおすすめです。
商品の詳細を見ても、iPad Proと変わらないほどの機能がついている商品で、ペンも付属しているのに、iPadよりも価格が抑えられています。
高さ | 28.5 mm | 重量 | 575 g |
幅 | 18.5 mm | Amazonでの取り扱い開始日 | 2021/06/18 |
厚さ | 5.7 mm |
【商品詳細】12.4インチAMOLEDディスプレイ / SUPER AMOLED / 2800×1752 / 120Hz / 266ppi解像度
1300万画素+500万画素背面カメラ / 800万画素前面カメラ / 4K動画撮影30fps
Snapdragon865+ / オクタコアプロセッサ搭載 / 8GB RAM / Adreno650
5G + WIFI / 256GB容量 / microSD最大1TB / 10,090mAhバッテリー搭載/最大8時間使用可能/USBタイプC
iPadがいいけれど、コストを抑えたい場合
2020 Apple iPad Pro 12.9インチ(第4世代)
最新版は少し高すぎるという方は、型落ちしたApple iPad Pro (第4世代)でも十分満足出来ます。
画面は12.9インチなので紙の楽譜を見る大きさとさほど変わらないので、とても見やすいですし、ペンもスムーズに書くことが出来ます。
持ち運びにおすすめ・低価格な楽譜タブレット
持ち歩くのに12.9インチのタブレットは大くて重すぎるという方には、サイズを少し落とした11インチタブレットがおすすめです。
楽譜タブレットとしては、光の映り込みを抑える低反射コーティングがされている 10.9インチのi Pad Airまでは楽譜タブレットとして使用出来ます。
i Pad Air (第5世代)
大きさよりも軽さを重視する方は11インチのi Pad Airが断然おすすめです。
しかし、A5用紙は高さ210mm×幅148mmなので、11インチのタブレットは楽譜をA4サイズからA5サイズに縮小して見る感じになります。
楽譜に書きこんで勉強する際は拡大が出来るので11インチでも全く問題がないですが、タブレットを見ながら演奏するとなると視力が悪い人には少し小さいかなと言う印象があります。
アップル社にこだわらずに、価格を押さえたいならサムスンのギャラクシーがおすすめです。
高さ | 247.6 mm | 重量 | 462 g |
幅 | 178.5 mm | 発売日 | 2022/03/18/ |
厚さ | 6.1 mm |
2021 Apple i Pad Pro (11インチ)第3世代
2021年発売の11インチの i Pad Proもおすすめです。
11インチはほぼA5サイズなので、視力が良くて楽譜を少し縮小しても読むのが苦痛ではない人なら11インチでも楽譜を見る事が出来ます。
高さ | 247.6 mm | 重量 | 466 g |
幅 | 178.5 mm | 発売日 | 2021/4/30 |
厚さ | 5.9 mm |
Galaxy Tab S7 LTE SM-T875N 128GB
HUAWEI MatePad 11 タブレット 2021年モデル
アップル社のタブレットを買うには高すぎる!
もう少し安い楽譜タブレットを探しているという方におすすめなのは、ファーウエイ社のタブレットです。
画面サイズは10.95インチとアップル社のi Pad Pro 12.9インチに比べると少し小さいですが、演奏会で使わず、家の練習やレッスンなどの用途ならこの大きさでも十分楽譜を見る事が出来ます。
データーを保存するストレージメモリーが128GBと上記のiPad256GBに比べると半分ですが、その分コストも半分以下ですし、ビデオや写真を大量に保存しなければ128GBあれば楽譜タブレットとしては十分な保存スペースです。
※ タブレットで写真撮影やビデオ撮影を行う場合、使わない写真やビデオなどは他のハードディスクに保存することをおすすめします。
一緒に購入すると便利なHUAWEI M-pencil DarkGray 純正 スタイラスペン M-pencil (2ND)
楽譜に書きこみをする時、ちょっとしたお絵描きをする時に便利なのが別売りのペンです。
色々な色で楽譜に書きこみが出来るので、楽譜を見るためにタブレットを購入するなら、別売りペンは絶対に購入すべき1品です!
ファーウエイのこだわり
1953年に音楽と芸術に深い関心を持ったシドニー・ハーマンとバーナード・カードンが高忠実度、高再現性を実現させたいとハイファイオーディオを製造する企業を設立したHarman Kardonがチューニングしたスピーカーを採用しています。
楽譜専用タブレット
世界初の2画面電子楽譜 GVIDO。
紙の楽譜と同サイズで、軽く薄く、数千曲の楽譜が収録可能という楽譜専用のタブレット。
厚さ6mm、重さ約660gという薄型軽量なので、持ち運びも楽々です。
更に、3時間の充電で5日間バッテリーが持つので、バッテリー残量を気にすることなく演奏に集中できます。
紙と同じく光を反射して表示するディスプレイで表面にガラスを使用していないので、強い照明や太陽の下でも反射しづらく、紙の楽譜のように風でページがめくれる事がないため、屋外での演奏にも最適。
これだけの機能が充実しているので、お値段は税抜きで定価180,000円。
楽譜タブレットとしてフル活用すればいいですが、そうでない場合は、映画を観たり録画したり、ネットサーフィンが出来るタブレットがおすすめです、
上手に使うと便利な無料楽譜サイト
国際楽譜ライブラリープロジェクト(International Music Score Library Project)
著作権の切れた楽譜を無料で公開しているIMSLPペトルッチ楽譜ライブラリー。
パート譜やオーケストラスコアーなども掲載されているので、協奏曲を勉強している時にオーケストラパートを見たりするのにも役立ちます。
しかし、このIMSLPにアップされている楽譜は昔の楽譜なので、楽譜にミスがあったり読みにくいことがあるので、何かおかしいと思ったら他の楽譜と比べてのチェックすることが必要です!
カセットテープ、レコード、MD、CD、色々な音源がありましたが、現在は、ネット上でハイレゾ音源が聴ける時代です。 ハイレゾ音源とは、原音をデジタル化する時にCDよりもより細かくデジタル化して保存し、音の情報量をほぼ[…]