「ペグが固い」無理やり回さず簡単に解決!

バイオリン ペグが固い

バイオリンは乾燥しているヨーロッパの気候に合わせて作られている楽器なので、日本の梅雨から夏の高湿度の時期は楽器のトラブルが多い時期です。

 

湿気が多い時期によくあるのは、

「ペグが固くて回らない!」

 

木は湿気を吸うと膨らむのでペグが回らなくなる。

もしくは、ギシギシと音を立ててスムーズに回らない。

という事があります。

 

ペグが固いとなかなか調弦できずに、調弦だけで疲れて練習する気がなくなってしまったり、

力づくで回しすぎ、ペグ穴を大きくしすぎてしまって冬になったら修理にださないといけなくなってしまったり、他の問題につながります。

 

他の問題を引き起こさないためにも、メンテナンスはすぐにしましょう!

 

ペグが固い時には、

まず弦を緩めてペグの押し込み具合を少し浅くしてみます。

 

しかし、湿気が多い時期にはそれでもギシギシと音を立てペグが思うように回ってくれないという時があります。

 

そんな時は、ペグコンポジションを塗ってみてください。

ペグコンポジションは、ペグの回りをスムーズにします。

 

そして、湿気の多い時期は楽器ケースに乾燥剤を入れて楽器を乾燥させてあげてください。

 

湿度・温度調整を怠ると楽器の剥がれにつながり、修理代に数万円から10万円を超えてしまうなんてことも起こるので、その前に対策をしましょう!

粒が入った乾燥剤タイプは、稀に袋が割れて中が飛び出し楽器を傷つけてしまうこともあります。
場所を取らず、袋が破け可能性もないシートタイプがおすすめです。