バイオリン松脂おすすめはこれ!【ヨーロッパのバイオリニスト愛用の松脂】

バイオリンおすすめ松脂

バイオリンは面白い楽器で、弦はもちろん、弓の毛の質・松脂によって音が変わります。

バイオリンを弾くこと約45年、色々な松脂を使いました。

「どの松脂がおすすめですか?」という質問を良く受けるので、ヨーロッパの演奏家たちが使っている【おすすめの松脂厳選3種類】をご紹介します。

楽器や弓は高価なものが買えなくても、松脂なら高いものでも数千円で1年は使えます。

数千円で音が良くなるなら試す価値はあるので松脂交換時には是非試してみてくださいね!

バイオリンおすすめ松脂NO.3

BERNARDEL(ベルナルデル) バイオリン用松脂

オーケストラ奏者からバイオリン講師など多くの人が愛用しているのがベルナルデルの松脂です。

 

お手頃価格でコストパフォーマンス的に無難な松脂なので、私も大学時代に使っていました。

弦でいうとコストパフォーマンスが良いからと世界中で愛用されているドミナントのような存在だと思います。

 

しかし、ギョームやリーベンツェラーの松脂を使ってしまうと、ベルナルデルは発音の良さや音のまろやかさが劣るかなというのが私の感想です。

BERNARDEL

SAVAREZ社がフランスで作っている松脂です。

松脂の粒子がきめ細かく、クリアな音色を出しやすい事が最大の特徴。弾き心地もさらっとしており、夏場でもベタつかず、快適に使えるのが特徴。

こんな人におすすめ

良い松脂を使いたいけれど、あまり高いものは買いたくないという人。

バイオリンおすすめ松脂2位

GUILLAUMEギョーム松脂アルミ缶

日本でも世界でも愛用者の多いギョームの松脂。

弓を知り尽くしている弓の巨匠が開発しただけあり、弓に松脂が吸いつくようにつき、音の立ち上がりがとてもクリアに出る松脂です。

おすすめNO.1のLibenzellerに比べるとすこしザラザラする松脂。

ハッキリした音を出したい人におすすめです。

GUILLAUME

ベルギーの弓の巨匠「ピエール・ギョーム」が開発した松脂で、天然フランス産樹脂を100%使用している高級な松脂です。

こんな音を求めている人におすすめ

ハッキリとした音を求めている人におすすめです。

逆に、音がざらつく感じの弓の毛や楽器をお使いの人は、おすすめNO.1のリーベンツェラー 金の松脂が柔らかい音が出るのでおすすめです。

バイオリン・おすすめ松脂1位

リーベンツェラー金Libenzeller Gold II バイオリン・ビオラ用

 

ソリストとして活躍している友人が、オーケストラ奏者で、弓の毛替えも自分でしている人から「この松脂は天然の材料で作られていて、とても柔らかいので、唯一弓の毛を痛めない松脂」とおすすめされて使ってみたら、滑らかな弾き心地で気に入っているという松脂。

 

我が家もこの松脂を試してからは愛用しています。

 

実際使ってみると、確かに柔らかく、毛替え後でもザラザラとした音がせず、弓の毛の吸いつきの良い事!

滑らかな音を求めている人におすすめな松脂です。

 

柔らかい松脂なので、弓によくつき、滑らかな音がしますが、夏場暑い場所に置くと溶ける事もあるので注意が必要です。

Liebenzeller

Libenzeller は、ドイツ創業40年の歴史のある工房で、1922年、ウイーンのバイオリン製作者Thomastikによって作られた伝統あるレシピを守り、天然素材を使い高品質な松脂を製作しています。

4種類のバージョンがあり、それぞれ異なる鉱物が含まれていて、おすすめは金を配合したゴールドIIです。

こんな音を求めている人におすすめ

  • 太く丸い温かみのある音色。
  • 輝かしい高音部の音を求めている。
  • ざらつきがちな楽器の音なので、ざらつきのない音が欲しい。

バイオリン・おすすめ松脂1位

Libenzeller のコアな技術者によって立ち上げられたメーカー・ラリカ。

Libenzeller の伝統的な製法を守りつつ、少し改良したもので、純粋なカラマツの樹脂にさまざまな金属を独自に配合し、明解な音色が長時間持続する松脂です。

Libenzellerの松脂がなかなか手に入らないので、同じ技術で作られたラリカもおすすめです!

まとめ・バイオリンおすすめ松脂

弓の毛や楽器にもよりますし、音の好みもあるので、松脂交換時に色々と試して自分の好みの松脂を探してくださいね。