バイオリン練習、親が練習に疲れたらどうする?

バイオリン練習親大変

バイオリンを教えていると、「子供との練習が大変」という悩みを良く聞きます。

 

バイオリンは3歳~6歳くらいから習い始める楽器なので、小さい子供が一人で進んで練習することはまずありません。

なので、バイオリンを一人で練習出来るようになるまでは親が毎日の練習に付き合います。

 

バイオリンの上達が早い子、伸びる子というのは、必ず親が練習計画を立てて、バイオリンの練習を毎日させています。

 

バイオリンは毎日正しい練習すれば、誰でも上達する楽器です。

なので、バイオリンを始めたからには楽しく長く続けて欲しいというのが筆者の願いです。

 

しかし、この毎日練習するのがなかなか根気がいるので難しいという親御さんもいらっしゃいます。

筆者も娘に教え、練習に付き合っていた時、「もう一緒に練習するのは無理!」と何度も思ったので、子供との練習が大変というのは良く分かります。

 

親も人間ですので、時には上手にリフレッシュするすることも必要です。

そこで、子供と一緒に練習することに疲れた時、筆者が使っていた方法を載せておきますので、練習に付き合う親御さんは、たまには肩の力を抜いて長く続けられるアイデアを探してみてくださいね。

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バイオリン 子供の練習

バイオリンを習っている子の親の悩み

3歳くらいの可愛い頃は、練習する曲は比較的簡単ですし、何でもママのいう事を聞いて可愛いかったのに、7歳、8歳となると、曲は難しくなってきて、練習に付き合うだけでも大変。

なのに、自我が芽生えて親のいう事に言い返したり、「ママより私のほうが分かっている!」というような態度を取られると、イラっとしてしまう事も正直あります。

 

もしくは、先生から言われたことがなかなか出来ずに、なんでこんなに簡単な事が出来ないの?とイライラしてしまったり。

 

仕事と家事に追われて疲れているから休みたい所をなんとか練習させる日々。

何度言ってもなかなか直らないボーイングに左手。

練習に付き合うのも疲れたし、こんな事を続けている価値があるのだろうか?

なんて思う事も。

 

筆者も毎日娘に教え、練習に付き合ったので、そんな時期を乗り越えて今があります。

 

弓の先を見せて「ここは弓の先で弾いてね!」と何度言っても、弓の真ん中に弓を持ってきたり、音が違うのに合っていると言い張ったりされると、「この子は不器用すぎるからバイオリンには向いていないのかも」なんて悶々と悩む日々も(笑)。

 

一番大変なのは小学生のプチ反抗期です。

 

しかし、プチ反抗期もなんとか練習に付き合い、時には放っておきなんとか続け10年くらい経つと、毎日練習する習慣はついているので、練習の質に対しては言いたいことは山ほどですが、親がつきっきりで練習するという事はほぼなくなり楽になります。

なので、それまでをどう練習するかです。

 

子育ては過ぎてしまえば本当に一瞬ですが、子育て中は必死なのでいつまで続くの?と思ってしまう事も。

しかし、親が子供と向き合って時間を作った家庭とそうでない家庭ではバイオリンの上達にかなりの差が出ます。

 

親のサポートのある家庭とない家庭で子供に差が出るのは、恐らく、バイオリンだけではないと思います。

 

もし、バイオリンが上手になって一生音楽を楽しめる子に育って欲しいと思われるなら、子供がゲーム感覚で楽しく練習出来るように知恵を絞って工夫してください。

 

10年後に子供が楽しそうにバイオリンを弾いている姿を想像して、どうしたら子供が10年後も楽しくバイオリンを弾いていられるかを常に考えれば、色々なアイデアが浮かんできます。

 

バイオリンが好きで演奏家になったり、先生になったりするのも良し。

プロにならなくても、趣味で楽器を弾いたり、定年後の趣味になったり、音楽は人生を豊かにしてくれます。

 

バイオリン練習で培った毎日の練習の習慣は、他の事でも役立ちます。

例えば、筆者はバイオリンを練習してきたことで、自分でやろうと決めた事は苦痛にならずに毎日続けられます。

 

とはいえ、バイオリンの練習に付き合うのが苦痛になってしまっては、一緒に練習しているお子さんも親御さんの気持ちを敏感に感じてしまうので、「どうしても一緒に練習するのが苦痛で無理!」と思った時は、一人で練習してもらう日があってもいいと思います。

一人でバイオリンを練習させる時の注意

「どうしても一緒に練習するのが苦痛で無理!」と思った時、「練習しなさい!」と放り出すだけでは練習してくれません。

なので、筆者が良く使ったのは、白いコピー用紙など、家にあるものでいいので、簡単なお手紙を書きます。

お手紙を残してママのいない時に練習してもらいます。

 

ママがゴロゴロしているのに、自分だけ練習するというのは(なんで自分だけ練習してママはゴロゴロしているの?)と子供が思ってしまうので気を付けてくださいね。

バイオリン練習・お手紙の例

○○へ

今日ママは一緒にに練習できないけど、練習することと注意することを書いたから、一人で頑張って練習してね!

チェック欄を作ったから、出来たかチェックしてね!

ママより♥

 

よくできた! !(^^)! ふつう(#^^#) あまりよくできなかった”(-“”-)”
ボーイング練習
音階(スラーなし)
音階(2つスラー)
アルペジオ(スラーなし)
アルペジオ(2つスラー)
新しい曲
古い曲

鉛筆で適当に書けば大丈夫です。

 

大事な事は、やること、気を付けることを書いて、一つずつチェック欄を作ることです。

ママの似顔絵や、ハートマークなどを書いて可愛くしておくと、子供なりにどうだったかのお返事をくれたりもしますよ。

 

遠くで練習を聴いている場合で、親に余裕があり、優しく丁寧に直して欲しい部分を伝えられればいいのですが、そうでない場合は、直して欲しい部分を紙に書いて渡してください。

直接言いに行くと言い合いになり、練習が進まないという事になりかねません!

 

親と練習する方のが断然効率よく練習してくれます。

しかし、毎日の練習に疲れた時には、親がリフレッシュするために一人で練習してもらう日があってもいいと思うので、色々と工夫して毎日の練習を頑張ってください!

 

この方法が一番という訳ではないので、お子さんが喜びそうな練習方法を色々と試して見つけてくださいね。

一緒に練習するとすぐに喧嘩になる時

練習しだすと喧嘩になり、一緒に練習は無理と言う場合、最悪、放っておく選択肢もありだと思います。

 

一人でダラダラと練習させてなかなか曲が先に進まなくても、上達しなくても、も好きという気持ちがあり、本人がやる気になった時中学生、高校生になってからでも上達します。

 

なにより家族が楽しく暮らせる事のほうのが大切だと思います。

まとめ

働いていると、バイオリンの練習に毎日付き合うのは本当に大変です。

 

しかし、子育てする時期は人生の本当に短い期間です。

終わりがない訳ではないので、その時だけどうにかやりくりして子供と上手に過ごすと、子供が大きくなった時にあの時は大変だったけれど、バイオリンを続けさせて良かったなと思う日が来ますよ!

 

しかし、無理なら一人で練習させるのもありだと思います。