バイオリンケース 選び【プロは選ぶ時に何を重視するか】

プロおすすめのバイオリンケース選び

バイオリンケースを選ぶ時、大切な事はどんな目的でケースを選ぶかです。

 

例えば、何を重視するかでは

・バイオリンを保護する

・軽さ

・見た目

・価格

皆さん選ぶ基準が違います。

 

ここでは、プロのバイオリニスト、ストラディバリウスなど高価な楽器を持っているプロ達。

そして、海外の音楽コンクールを飛び回っているバイオリニスト志望の子たち。

趣味で習っている子たち等々、どんな楽器ケース選んでいるのかをまとめました。

 

バイオリンケースを選ぶ時の参考にしてください。

この記事で分かる事
バイオリンケース選びで重視したいこと
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生活スタイル別おすすめ楽器ケース

音楽コンクールに参加したり、演奏する機会が多い

色々な地域へ行ったり、演奏する機会が多い場合は、寒暖の差・耐久性のあるケースがおすすめです。

軽さを重視するなら、角形よりもシェル型。

フランス製のBAMのバイオリンケースは、ヨーロッパの演奏者たちにも人気の楽器ケースです。

力には自信がある・車移動が多いから角形がいい方はこちら。

理由

・外からの衝撃に強い耐久性のあるケース

・熱から守ってくれる加工のある素材から出来ている

 

暑い夏・寒い冬などに移動が多い場合、外と中(ホールなど)の気温の差が多くなります。

急激な気温の変化や湿度の差があると楽器にダメージを与える事があり、楽器が剥がれてしまったり、演奏時になかなか調弦が合わなかったりする事があります。

 

もしくは、調弦が急激に下がり駒が倒れてきてしまったり。

日頃一生懸命練習してきたのに、大切なコンクールや演奏の前に楽器の調子が悪くなってしまったら、折角の努力が報われなくなってしまいます。

 

実際、夏のコンクールに参加をした時、外が熱くて中へ入ったらひんやり、調弦が狂って調弦に苦労した経験から、BAMのハイテック楽器ケースに買い替え、とても気に入って使っています。

BAMハイテック楽器ケースの素材

ABS:ABSは耐衝撃性に優れたプラスチックから出来ています。

ケースの表面を非常に耐久性があり、傷に強い素材を使用。

 

ケースの素材は、楽器を熱から保護するために注入された高密度のポリウレタンフォームで作られていて、熱から楽器を出来るだけ保護する設計になっています。

(熱から守る素材になっていますが、熱い日向に長時間放置しない事をおすすめします)

 

楽器を浮かせて固定させるサスペンション設計で楽器をしっかりと保護するようになっています。

 

ケースの合わせ部分はレールによる合わせ構造で蓋のレールが完全に底のレールに入り込む設計。

なので、気密性が高く、雨水の侵入を極力防ぎ、外圧力を受けた時ケースが変形することを極力防ぐ設計です。

重さ:1.6kg
外寸:78.5 x 23.0 x 15.2cm
内寸:Upper Bout 17.0cm(上部の最大幅)
Lower Bout 21.0cm(下部の最大幅)

 

軽いけれど耐久性に優れているケース

BAMのケースは遮熱性・耐久性とも優れていますが、お値段が10万前後します。

 

遮熱性は重視しないので、耐久性があればいいと言う場合、1925年創業ドイツのGEWAの楽器ケースがおすすめです。

 

人気のエアーシリーズは、外側と中側の2層の間に複合材料を注入し、全ての穴と隙間を埋め尽くすことで軽いけれど耐久性のあるケースとなっています。

ヨーロッパではBAMかGEWAかというくらい人気の楽器ケースです。

 

比較的お手頃で耐久性がありカラフルな楽器ケースが欲しい人向け

もう少しお手頃な価格のある程度耐久性があるケースが欲しい場合におすすめの楽器ケースです。

イーストマン

映画やドラマで使用されて大人気になったイーストマンのバイオリンケース。

カラーバリエーションが豊富なので、自分の好きな色が見つかる可能性が高いケースです。

カーボンマック

カラフルで見ているだけで元気になりそうな可愛いバイオリンケースです。

 

温度から楽器を守るよりも出来るだけ軽いケースがいい

温度差はあまり気にしない。

移動が多いのでとにかく軽いケースが欲しい。

という方におすすめなのが、東洋楽器のシェル型ケースです。

 

日本製だけあり、日本の湿度の高い気候を考えて設計されています。

 

木製なのでカーボン素材などに比べると雨には弱いのが弱点です。

しかし、1.3Kととても軽いバイオリンケースなので、お子さんや女性におすすめのバイオリンケースです。

日本製なので安心して長く使えます。

 

※機内持ち込みの規定(2024年5月現在)内の楽器ケースです。

下記の規定を設けている航空会社が多いので、

楽器の高さ+奥行き+幅のサイズが115cmを超える場合: コールセンター による事前の了解が必要です。

外寸78×10×25cm

外寸の合計113cm

ヨーロッパなどの国内線などをよく利用する場合

ヨーロッパ内でレッスンやコンクールなどへ参加するために国際線ではなく、100席未満の飛行機を使う。

そんな時におすすめの楽器ケースは、国内線でも機内持ち込みが出来る小さな楽器ケースです。

BAM機内持ち込みケース特徴

・ 軽量でありながら楽器をしっかりと保護。

高強度の独立発泡体コア材エアレックスフォームを樹脂で挟んだ三層構造のシェルにより、衝撃吸収性能が高い。

保温・保湿性: ケースは断熱性も考慮されており、保温・保湿性に優れている。
・耐久性: 外装には2種類のABSの間にAIREX®を挟み込んだ3層構造を採用している。
・機能的な内装: 内装は機能的に作られており、非常に頑丈。
・ストラップ付き: いずれのケースにもストラップが2本、標準で付属。

外寸: 63 x 23 x 15cm
重量: 1,2kg

※弓ケースの別途購入が必要です。