バイオリンを弾いていて、左手が痛い、もしくは右手が痛い。
こんな時は、まず練習を一旦やめて休憩します。
そして、腱鞘炎かなと思ったら、弾き方を見直してください。
痛いまま弾き続けていると、バイオリンが弾けなくなってしまうこともありえます。
バイオリンを長く弾き続けるためにも、バイオリンの基本的な弾き方はとても重要です。
腱鞘炎かなと思ったら
不自然な身体の使い方をしていると、身体が痛みを発して教えてくれます。
痛いなと思ったら、自分の弾き方を見直すチャンスです。
バイオリン・腱鞘炎かなと思ったら見直す点
放っておくと取り返しがつかない事になります。
プロのバイオリン奏者でも身体を痛めて薬を服用しながら演奏していたり、有名なバイオリン奏者でも演奏活動を休止することになったりすることもあります。
身体を無理に使わずに年齢を重ねても弾けるフォームで弾く事、無理に練習をしない事が大切です。
まず下記事項を一つずつ確かめてください
- 足は肩幅に開いて膝がクッションとなり体重を支えているか
- 腰から上、上半身はリラックスできているか
- 右手は弓を強く持っていないか(右手も腱鞘炎になります)
- 左手の手のひらは柔らかいか
- 弓の持ち方はふわっと持てているか(最小限のコントロールで弾けているか)
- 弾いている時に肩が上がっていないか
- バイオリンを弾くのに必要な筋肉がついていないのについている筋肉以上の練習をしていないか?
- バイオリン練習中、必要な休憩を取っているか?
弓の持ち方が間違えていたり、弾けないパッセージを無理やり弾こうとしたりすると身体に負担がかかります。
バイオリンを弾くのに力は必要ありません。
いかにリラックスして自然な身体の形で弾けるかが重要です。
無我夢中に何時間も練習せずに、自分の身体に不必要な力が入っていないかを考えながら練習すると、少しずつ力の抜き方が分かってきます。
初期の腱鞘炎の場合、バイオリンを弾く時にリラックスを忘れずに自然な身体の形で弾くことによって少しずつ痛みは消えていきます。※重症の場合は、病院での診察をおすすめします。
ヴァイオリニストになるには、小さい頃から毎日何時間も練習をします。
身体の構造を知って、出来る限り身体に負担のかからない演奏が出来る事が年齢を重ねても楽しく演奏出来る秘訣です。
バイオリン上達に欠かせない基礎体力講座
練習しているのに上達しないという方、左手・右手を分けて鍛えていくことでどんな曲でも弾ける基礎が出来上がります。
Shiho バイオリンアカデミーでは、
・身体を壊さないボーイング・左手の使い方
・弓の持ち方
・左手の形
・シェフチークOp.1-1, 2-1を中心に動画と解説で左手をどう鍛えると音程が取れるようになるのか?
・良い音を出すには右手をどう鍛えていけばいいのか?
・右手をリラックスするための練習方法
など、バイオリンを弾くために必要な左手・右手の鍛え方レッスンを文章と映像でお送りしています。
何年も探し続けてようやくイタリアへ留学したことで出会えた納得できるバイオリンの基礎のポイントをギュッとまとめてお伝えしています。