バイオリン曲の難易度については、
・速い曲が得意な人
・歌うのが上手ない人
・弓を飛ばすのが上手な人、、、、
等々、得意不得意があるので、曲をやる時期、順番などは人によって違います。
しかし、大体の目安が分かりたいという方が多いので、曲の難易度、どんなことを勉強するかをまとめました。
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 1楽章 難易度
憧れの曲で、多くの生徒さんがメンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲の一楽章を弾きたいと言いますが、弾けそうな時期が来るまで待ってもらう事が多い曲です。
どんなテクニックが必要?
重音が少ないので、なんとなく弾けてしまう子は弾けてしまうのですが、音程を外すとすぐに分かる。
シンプルなので、歌心がないと聞いていてつまらない曲になってしまう。
なので、必要な技術は
・ポジションチェンジをしても音程を外さない確実な左手の基礎
・フレーズを歌えるようにコントロール出来る右手の技術
・オーケストラがメロディーを弾く時にソロが弓を飛ばして伴奏部分を演奏するのでリコッシェなど弓を軽く飛ばせる技術
いつくらいに練習するの?
ブルッフのバイオリンコンチェルトを弾けるようになったら、ヴィエニャフスキヴァイオリン協奏曲を弾いてメンデルスゾーン、もしくは、先にメンデルスゾーンを弾くかというレベルだと思います。
冒頭にも書いた通り、向き不向きがあるので、フィンガードオクターブ・ワンボウスタッカートが出来なそうな生徒さんにはヴィエニャフスキバイオリンコンチェルトは後にしたり、
ブルッフのような曲は苦手でどうも進まない場合には違う曲にしたりと、生徒さんによって時期は変えます。
左手の基礎を作る
シェフチークOp.1-1で左手の形を整えます。
ポジションチェンジ練習
スケールやシェフチークをメトロノームを使って左手を正確に速く動くように練習します。
特に5番を使ってなめらかな移弦、ポジションチェンジが出来るようになっているのが理想です。
リコッシェなど弓を飛ばす練習
シュラディックの3巻で練習するのがおすすめです。
追記
世界には沢山のバイオリン教師が書いた練習曲が色々とあります。
練習曲を使って左手・右手のテクニックを少しずつつけていく時、私が書いた以外にも良い練習曲はあります。
なので、ここに記載されていない練習曲でもいいので、左手、右手を分けてテクニックを習得しておくと、曲を弾く時に楽に弾けるようになります。