「子どもにバイオリンを習わせたいけれど、楽器は買うべき?レンタルでも大丈夫?」

子どものバイオリンは買う?借りる?徹底比較ガイド

初めてのバイオリン選びで悩む保護者の方に向けて、購入・レンタルのメリット・デメリットをわかりやすく比較しました。

サイズアウトやコスト、音質の違いなど、あなたの家庭に合ったベストな選択肢が見つかります。

はじめに:バイオリン選びで悩む保護者の方へ

「買ったほうがいい?それとも借りた方が安心?」
バイオリンを始める際、多くのご家庭で悩むのが「購入」か「レンタル」かの選択です。

ご家庭によって価値観が違うので、正解はありません。

他の方の例をあげておきます。

  • レンタルの方のがサイズ交換、メンテナンスなど気軽だからとレンタルで続けている方
  • 子供が成長した記念だからと全てのサイズを家に残しているご家庭、フルサイズまで全て取ってあるそうです
  • 購入してサイズアップごとに下取りしてもらっているご家庭
  • 全ての分数楽器を取っておいたけれど、大きくなった時にもっと良い楽器が欲しくて全て売ってフルサイズ購入の一部にした

色々な選択を見てきました。

この記事では、どちらがあなたのご家庭に合っているか、選びやすくなるように比較していきます。

バイオリンを「買う」メリット・デメリット

メリット

  • 長期的に見るとコスパが良い可能性が高い
  • 自分専用なので愛着がわく
  • レンタルではない楽器も選べるので楽器の選択肢が広がる
  • 知人から安く譲ってもらえることもある

デメリット

  • 子どもの成長が早くて思っているよりも早くサイズアウトしてすぐに買い替えになってしまった(特に小学校高学年、中学生の成長は驚くほど伸びたりします)
  • 最初にまとまった費用がかかる
  • 楽器が気に入らない時合のリスクがある
  • 安めの楽器は下取りしてくれない楽器店もある(サイズアップ時に下取り可能か初めに確認しておくと良いです)

バイオリンを「借りる」メリット・デメリット

メリット

  • 初期費用を抑えられる
  • サイズ交換ができるプランも多い
  • やめたときの処分に困らない
  • 保険に入っている楽器店もあるので、故障した時に保険で直せることがある

デメリット

  • 月額費用がかさむと長期的に割高
  • 最低限価格の楽器レンタルしかない所がある
  • 高価な楽器レンタルになると楽器の月々数パーセントの価格がかかり割高になる可能性がある
  • レンタルで高価な楽器がない時がある(良く鳴る良い楽器を探す時には沢山の楽器店で探さないと見つからないこともあります)
  • 所有感が薄くなりがち

こんなご家庭には「購入」がおすすめ

  • 兄弟で使い回したい
  • 長く続ける予定がある
  • 楽器店がサイズアップする時に購入価格とあまり変わらない価格で下取りしてくれる楽器店を知っている
  • サイズが変わるごとに分数楽器は記念に残しておきたい

楽器店によっては、ほぼ同じ価格で下取りしてくれる楽器店もあります。※傷や破損などがある場合はこの限りではありません

下取りが可能な場合は購入してしまうのがおすすめです。

我が家は同じ楽器店でずっと買い替えし、1/2サイズで気に入った楽器がなく、同じ楽器店で分数楽器を下取りしてフルサイズの弓を購入しました。

こんなご家庭には「レンタル」がおすすめ

  • まだ続けられるか分からない
  • 体が成長途中でサイズ選びに不安がある
  • まず気軽に試してみたい
  • 3/4サイズなのですぐにフルサイズになる可能性がある(数カ月しか使わないこともある楽器サイズですが、上達に重要な時期の楽器なので、気に入った楽器がレンタルにない可能性もあります)

費用比較:実際どれくらいかかる?

レンタル料金はバイオリン教室でお安く貸していただける所もあります。

もしくは、教室の生徒さんの間で分数楽器を安く譲り合うという所もあります。

 

なので、この比較はあくまでも一例です。

例として、3年間使用した場合の目安を紹介します。

購入する時には、大体80,000円くらいの楽器を購入したとします。

サイズアップする時に多くの楽器店で下取りをしてくれる、もしくは、知人に売るなどすると、購入した方のが安くなります。

しかし、3年間続けるか分からないという時には、初めはレンタルして様子を見ても良いと思います。

例えば、初めは1カ月ほどレンタルして続けると決めたら、購入をおすすめします。

プラン 初期費用 月額・継続費 合計費用(3年)
購入(新品セット) 80,000円〜 0円 80,000円〜※下取りしてくれる可能性がある
レンタル(月3,000円) 0円 約108,000円 108,000円

※ケース・弓・松脂など付属品込みの場合の一例です。

まとめ:正解は「ご家庭の状況に合わせる」こと

レンタル価格も楽器の価格もバイオリン教室や楽器店によります。

一番大切なのは、それぞれのご家庭が何を大切にしているかで、迷ったら先生や楽器店に相談するのがおすすめです。