バイオリン発表会で失敗しないように皆どんな練習をしているの?

バイオリン発表会大人、失敗した時にどうする?

楽しいけれど緊張するバイオリンの発表会。

 

一生懸命練習しても、間違えてしまう時もあります。

 

家では上手に弾けていたのに、発表会では全然弾きたいように弾けなかった!

途中で暗譜が飛んで止まって頭の中が真っ白!

緊張して弓が震えて思うように弾けなかった!

そんな時はどうして良いかの対処法、そして、本番で上手く弾けるようにコンクールで賞を取るような子はどんな練習をしているのかをまとめました。

バイオリン発表会間違えた時の対処法

音程を外してしまった

コンクールで優勝する子、プロでも多少音程が外れる事はあります。

そんな時、上手な人はすかさずに音程を直したり、ビブラートで音程をカバーしたりします。

しかし、そんな事は出来ないという方。

音程を外したとしても、何もなかったふりをして弾き続ける事が大切です。

よく、「間違えた!」という顔をしてしまう人がいますが、「間違えた」という顔をすると、その印象が残ってしまい、素人なら気づかないミスでも、全員が分かってしまうので、知らん顔をして弾き切りましょう!

調弦がなかなか合わない

本番でペグが回らず、なかなか調弦が合わないと焦ってしまいがちです。

焦って調弦が合わないまま弾き始めてしまう人もいますが、調弦が合っていないと音程が合いません。

多少時間がかかっても調弦をするか、一度舞台袖に戻って調弦を出来る人にお願いしましょう。

繰り返しを忘れたり、小節を飛ばしてしまった

繰り返しをし忘れたり、小節を飛ばしてしまった時でも、弾き続けてください。

伴奏の先生はプロなので、繰り返しを忘れたり、小節を飛ばしてしまったりしても、どこを弾いているか探して途中から合わせてくれます。

暗譜が飛んで頭が真っ白になってしまった

暗譜が飛んでしまったら、ピアノの先生の楽譜を見せてもらいましょう。

 

本番に慣れている人は、多少の事があっても知らん顔して動じずに最後まで弾き切ります。

本番でカデンツァを忘れてしまって勝手にその場で作曲をしてどうにか弾き終えたなんて話もあります。

頭の中では、「あれ?どうしよう‼」と焦っていますがプロは顔にはだしません!

「多少のミスがあっても、涼しい顔をして弾き、最後には満面の笑みでお辞儀をする。」という事がとても大事です。

お客さんは、ミスを見つけるために演奏を聴きに来ている訳ではなく、パフォーマンスを楽しみに来ているのです。

多少のミスがあろうと、それを分からせないように弾く。

バイオリンを演奏する人は役者でなくてはならないのです。

 

ここからは、本番で失敗ないようにはどうしたら良いのかをまとめましたので、練習の参考にしてください。

バイオリン発表会で上手に弾くには?

発表会で起こりうる問題を解決しておく

暗譜が分からなくなってしまわないように

お子さんに多いのが、似ているフレーズがあると混乱して途中で曲の初めに戻ってしまったり、後に飛んでしまったりします。

何故かと言うと、曲を何度も弾いて覚えたり、何度も聴いて曲をなんとなく覚えているからです。

 

弾きながら覚えられ、本番で間違えないならそれでもいいのですが、コンクールなどへ参加をする場合は、本番で何が起こるか分からないので「具合が悪くても体が覚えているほど練習しなさい!」と言われるほど、しっかりと暗譜をします。

確実に曲を暗譜するには、

  • 楽譜を全体を見てどんな構成になっているかを覚える(似ている部分に印をつけるなどして、この後はこんなフレーズがあるなど、頭の中で構成が整理されて覚えている事が大事です)
  • 楽譜を視覚で覚える。頭の中に楽譜がイメージ出来る。
  • 弾いている指を見て視覚で覚える。
  • 頭の中で押さえる指、ボーイングをイメージしながら楽器なしで弾ける。

しっかりと暗譜をして、何があっても動じない自信あれば緊張しても暗譜が飛んでしまっても体が勝手に動いてくれます。

弓が震える 

緊張して弓が震えて音がかすれてしまったという事も良く聞きます。

本番で弓が震えるのは、弓の持ち方が出来ていない可能性があります。

 

弓の持ち方や体に力が入っていると弓が震えやすいので、弓の持ち方を見直す。

もしくは、本番で脱力出来るように、本番を想像しながら呼吸と脱力を意識した練習をしてください。

ビデオで演奏を録画して自分のフォーム、どこかに力が入っていないかを見るのも役に立ちますよ。

本番のシュミレーションを何度もする

本番が近づいてきたら、本番の状況をイメージして通す練習をしてください。

ステージを想像しながらステージまで歩き、お辞儀をし調弦、そして演奏。

演奏が終わってお辞儀をして舞台袖まで戻る。

録画して見直すことで、暗譜が怪しい所、指が回っていない所などが分かります。

日を置いて何度もシュミレーションをすることで、本番中のイメージが段々出来上がりますよ。

計画を立てて効率よく練習する

何事も成功するには、目的を決め、途中のチェックポイントを決めて、一つずつチェックポイントをクリアしていく必要があります。

 

発表会の本番の日程が決まったら、逆算していつまでに譜読みを終え、いつまでに暗譜をするかなど、途中途中のチェックポイントを決めて、チェックポイントごとにどこまで出来ているか確認しながら練習すると効率よく練習ができますよ。

 

まとめ

発表会本番で失敗してしまっても、誰も笑ったりしません。

練習してきた事以上の事をしようと思っても奇跡が起こらない限り、出来ませんので、本番は開き直って楽しく弾いてください!