バイオリンとピアノ両方習うべきか?

バイオリンを専門的に勉強するにはピアノが必修科目となります。

将来、もしかしてバイオリンを専門的に勉強していくかもと考えた時、「小さい頃からピアノも始めたほうのがいいのか?」「どうしてピアノも習ったほうのがいいのか?」という疑問が出てくる人もいるのではないでしょうか?

私はピアノを習うのが遅く、音楽大学の試験のピアノで苦労したので、そうならないように、バイオリンとピアノを習うメリット、習う時に気にかけて欲しい事をまとめてみました。

バイオリンとピアノを習うのは何故?

バイオリンを習っている子がピアノを習うのは、何故か。

それは、和声感覚を養うためとよく言われています。

和声感覚を養うとどうなるの?と思われる方に音楽の本場、ヨーロッパの音楽学校のシステムとともにピアノを習うメリットを説明していきます。

イタリアの音楽学校のシステム

イタリアの音楽学校で、バイオリンを習い始めるのは幼稚園、もしくは、小学校低学年からです。

まず、ソルフェージュと合唱が必修となり、バイオリンがある程度弾けるようになると、週に1度30分程度ですが、ピアノのレッスンが始まります。

ピアノのレッスンは2年間必修となり、その後続けるかは個人の自由となります。

必修の2年間は学費が同じなのですが、その後も続けたい生徒は追加料金がかかるので、ピアノをやめてしまう生徒もいますし、バイオリンの息抜きとして楽しんで続けている子もいます。

ピアノのレッスンはやめて家で自由に弾くという子もいます。

そして、音楽大学へ入学するとまたピアノが必修となります。

ピアノを習うメリット

一例としてイタリアの音楽学校のシステムを説明しましたが、何故ピアノのレッスンがあるかというと、ピアノを弾くと伴奏とメロディーを一人で弾くので自然と和声感が身につくからです。

バイオリンで演奏する曲の多くはオーケストラやピアノなどの伴奏を含めて一つの曲なのに、いつもバイオリンだけ練習をしているとバイオリンのメロディーしか考えて弾いていない、和声は全く考えずに音符だけ弾いているという事が多々あります。

和声感覚とは、例えばバイオリンでドの音を弾く時、ピアノの伴奏はドミソなのかドミ♭ソなのかで、雰囲気が変わります。バイオリンを弾いているだけでは、ドがどのような性格なのかが分からないのです。

しかし、ピアノを習ったり、バイオリンの練習をしている時にピアノ譜を見たりすることで、弾いている音、フレーズの性格、雰囲気が分かります。和声感覚とは、説得力のある演奏をするためにもとても重要な要素の一つなのです。

バイオリンを専門として勉強をしていくと決めたら、中学生くらいからは伴奏譜やオーケストラスコアを見て、曲全体を把握する必要があります。

ピアノを習っていると、和声感覚が育つだけではなく、伴奏のピアノ譜を読むのが苦にならないという利点もあるのです!

ピアノの先生探し

ピアノを習うメリットを簡単に説明しましたが、ピアノを習う時に気に留めておいて欲しいことがあります。

それは、バイオリンを専門として勉強していくと決め、ピアノも習いに行こうと決めたなら、ピアノの他にソルフェージュを勉強する必要があります。

もし、音楽学校でピアノとソルフェージュの授業があるという環境ならいいのですが、無い場合は、ピアノとソルフェージュ両方教えてくれる先生にお願いするという選択もあるという事です。

一人の先生でピアノとソルフェージュを両方教えてくれるなら、レッスンへの行き来の時間が省けますし、小さい子で長い時間同じことに集中できなければ半分ソルフェージュ、半分ピアノを教えてもらうという事もできます!

まとめ

和声感を養えるピアノ、楽譜が読めるようになり、バイオリンが弾けるようになって余裕が出てきたら、是非習って欲しい楽器です。

楽譜が読めてバイオリンがある程度弾けるようになってからピアノを始めると、飲み込みも早いのであっという間に上達するので、焦って始める必要はありませんが、余裕があればバイオリンとピアノを両方とも習ったほうのが演奏表現に幅が出るのは確かです!