バイオリンとピアノ上手に両立させるには?

バイオリンとピアノを上手に両立させるには

バイオリニストになったり、バイオリンで音楽大学へ進む場合に必要な習い事の一つ、ピアノ。

 

ただでさえ、学校の勉強にバイオリンの練習で時間が足りないのに、ピアノの練習とピアノのレッスンの時間を作らないといけないとなると、どうやってピアノとバイオリンを両立しようかと頭を悩ませるのではないでしょうか?

 

高校生の娘をもつ筆者も、勉強、バイオリン、ピアノの練習時間+気分転換の時間をどう捻出しようかと日々模索中です。

 

何故なら、小学校高学年くらいから学校の勉強が忙しくなり、中学生、高校生になると、かなりの時間を勉強に割かれるので、時間の管理はとても大切です。

 

なので、口うるさいと言われても、子供が大きくなった時、バイオリンとピアノを楽しそうに弾く姿を考え、時には口うるさく、時には子供に任せ、どうにか両立させています(笑)。

 

この記事では、バイオリンとピアノを上手に両立させているご家庭がどのようにしているのかをまとめました。

バイオリンとピアノを上手に両立させるには

バイオリンとピアノを両立するには上手にスケジュール管理をしよう

一日の中で練習出来る時間を探してあげ、この時間にピアノ、この時間にバイオリン、遊ぶ時間、勉強の時間とスケジュールを子さんと一緒に決めます。親がほぼスケジュールを決めて、お子さんに「こんな感じのスケジュールにしようと思うけど出来るかな?」と聞いてあげてください。

 

例えば、学校へ行く前には準備時間がかからないピアノを30分、学校から帰ってきたらバイオリンを30分練習して遊びに行く、もしくは、遊びに行って帰ってきたらバイオリン、宿題をして夕食等々、、、。

 

この時大事なのは、練習が終わらないからとダラダラと続けず、時間内でいかに上達できるようになるかを考えるようにする習慣をつけます。

 

小さい頃は、練習する曲の順番を決めてあげたり、レッスンで注意された部分を抜き出しておいてあげ、練習がスムーズに進むようにしてあげると、効率よく練習をする習慣がつきます。

仕事が忙しくて子供の練習を手伝えないという場合

フルタイムで仕事をしていて、疲れているので、子供の練習なんて見れないという方。

大変なのは分かりますが、お子さんが小さい頃に練習の習慣をつけておくことで、大きくなってからの子育てが楽になります。

一日30分でもいいので出来れば練習のお手伝いをしてあげてください。

 

お子さんによりますが、小学校3年生頃に反抗期が来るので、その前に毎日練習する習慣だけつけさせてあげると、「練習の時間だよ!」と言ってあげると、練習するようになります!

 

もし、練習に付き合ってあげられなくても、練習出来そうな時間を探してあげ、この時間にピアノ、この時間にバイオリン、勉強と時間の管理だけはしてあげてください。

そして、練習時間になっても練習していなければ、「そろそろ練習の時間?」と、聞いてあげてください。

練習好きなお子さんはあまりいません。

放っておいたら一人で練習を始める子は稀です!

 

上手なお子さんの親御さんは、レッスンでメモを取り、たまには子供と言い合いになりながらもレッスンで習ったことを家で練習させています。

 

しかし、それが出来なくても、なんとなく練習を続け、高校生くらいまで習っていれば、大人になってから趣味で続けたり、高校生になって目覚めて必死で自ら練習する子もいるので、お子さんが習いたくて経済的に余裕があれば、あまり練習しない場合でも続けさせてあげてください。

バイオリンかピアノどちらかの専門に進んで欲しい、もしくは進みたい場合

バイオリン・ピアノどちらかで音大を目指す場合、専門にする楽器の練習時間は毎日最低でも3,4時間必要です。

それに加えてもう一つの楽器の練習、勉強もあるので、小学校高学年、中学生になるとお友達と遊ぶ時間は毎日確保出来ないと思います。

しかし、音楽が好きなら、コンクールに参加する際に知らない土地へ行ったり、音楽つながりのお友達に出会えたり、人前で演奏をしたりなど、他の楽しみが沢山あるので、遊ぶ時間が確保できないといっても、決して可哀そうなことではありません。

本人がその道を選んだなら、習っている本人はお友達と遊べなくても楽器を弾きたいと思っているので、応援してあげてください。

プロのソリストを目指す場合

バイオリンかピアノでプロのソリストを目指す場合、お友達と遊ぶ時間はほぼないどころか、小学校高学年くらいからは学校との両立も難しくなってきます。

ソリストを目指す場合一日の練習量は4~6時間、それにソルフェージュ、和声の勉強などもあるので、楽器の練習を一番に考え、ホームスクーリングや特殊な学校へ転校する人もいます。

 

バイオリンでソリストになるには、16歳くらいまでに一通りのテクニックや難曲を弾きこなせなければならず、時間との闘いなので、小さい頃は楽器を優先に考えなければなりません。

 

しかし、テクニックを一通り覚え、難曲を弾きこなせるようになれば、その後は小さい頃に遊んでいた子たちよりも自由な時間が確保できますので、本人がやりたいというなら応援してあげてください!

 

一つのことを突き詰めた人は、勉強の仕方が分かっているので、他のことを学ぶ上でも呑み込みが早いので、大学からバイオリンやピアノ以外の他の分野を学ぶ事も可能です。

バイオリンとピアノ両方専門の道に進みたい、進んで欲しい

バイオリンとピアノ両方とも専門的に学ぶ場合は、いかにスケジュール管理を上手に出来るか、効率よく練習出来るかにかかってきます。

私の知人で高校生までバイオリンとピアノ両方とも専門的に勉強していた人がいますが、その人は特別な才能のある子として中学校からは音楽だけを勉強する特殊な学校へ通っていたそうです。

親御さん、もしくは学校のサポートが必要となりますが、バイオリニストとして活躍しているユリアフィッシャーさんは、ピアノのコンクールでも優勝するほどの腕前ですので、本人の意志と環境次第ではバイオリンとピアノでプロの道に進むことも可能です!

我が家の場合

小学校の時はまだ時間の管理が一人で出来ない事が多いので、バイオリン練習時間の計画表を娘と相談して(ほぼ親が作り、自分で出来るか考えてもらうために聞いていました)作っていました。

 

ピアノは副科なのでレッスンも練習も一人で好きなようにさせていたので、ピアノの練習はやったりやらなかったりでした。

しかし、バイオリンが弾けるのでピアノの曲の進むのはとても速くて、ピアノの先生にも「教本を飲むように終わらせるね!」と驚かれるくらいのペースで進んでいました。

 

とはいえ、年齢が上がるにつれてピアノは楽しく弾ければいいと思っているので、ピアノの優先順位はとても低く、どうしても後回しになってしまい、最近はかなりピアノの練習を怠っています。このように、高校生になると勉強に時間をかなり取られるので、バイオリンもピアノも小学生のうちに進めておくことをおすすめします。

 

バイオリンは8歳くらいまでは、仕事で忙しい時以外ほぼ毎日一緒に練習していました。

私が娘にバイオリンを教えていたので、新しい曲の譜読みや練習の仕方は全て管理していましたが、

練習中に揉めたら一人で練習させる

一人で練習するとアッという間に終わるので、また一緒に練習をする

この二つを何度も繰り返して少しずつ一人で練習するようになりました。

とはいえ、「そろそろ練習した方がいいのでは?」というのは、高校生の今でもたまに言います。

まとめ:バイオリンとピアノ上手に両立させるには?

バイオリンとピアノを趣味で習う場合、どちらかでプロになりたい場合、バイオリンとピアノを専門にしたい、どの場合でも本人の意志と環境次第で両立は可能です。

 

もし、お子さんがバイオリンとピアノ両方習いたいと言った場合、お子さんに10年後どうなりたいのか想像してもらい、その姿を目指すにはどうしたらたどり着けることが出来るかを考えてあげてください!

 

楽器が上手なお子さんは、効率の良い練習習慣がついているので、学業の成績も良いという子が多いです。

お子さんが小さい場合は、その練習の習慣をつけるのは、親御さんです。

練習の時間管理は、小学校低学年、お子さんによっては中学生くらいまで親御さんの助けが必要です。

小さい頃は大変ですが、この習慣をつけてしまえば、大きくなってからの子育てが楽になるので、小さいころは少し大変ですが、子育てなんて人生のなかのほんの一瞬の時なので、今しかないと思って頑張ってください!