バイオリン曲の難易度については、
・速い曲が得意な人
・歌うのが上手ない人
・弓を飛ばすのが上手な人、、、、
等々、得意不得意があるので、曲をやる時期、順番などは人によって違います。
しかし、大体の目安が分かりたいという方が多いので、曲の難易度、どんなことを勉強するかをまとめました。
スケルツォタランテラ 難易度
どんなテクニックが必要?
バイオリニストが作曲した曲だけあり、左手は弾きやすい音形となっています。
しかし、ハイポジションまでのスムーズなポジションチェンジ、弓が軽く飛ばせる右手のテクニックが必要です。
4ページあり、5分程度の曲ですが、速いテンポの曲なので、弾き切る集中力が必要です。
いつくらいに練習するの?
下記のようなことが出来るようになり、ブルッフなどのコンチェルトの前後くらいになると弾けるレベルだと思います。
※速い曲が苦手な生徒さんには敢えてこの曲をやらせずに、他の得意な分野を伸ばせる曲をやってもらいます。
ブルッフのコンチェルトと書きましたが、左手、右手の基礎がある程度出来ていて、「この曲が弾きたい」という生徒さんの場合は、少し早いかなと思っても弾かせることもあります。
何故なら、「弾きたい!」という気持ちが強い時、少しくらい難しくても弾きたい気持ちで色々なテクニックを習得していくことが多いからです。
とはいえ、①、②が出来ていないと苦労するだけなので、①、②は必修です。
①左手の手の形が綺麗になってきた
②ハイポジションまでにポジションチェンジが楽に出来る
③シェフチークOP.2など、どんな練習曲でもいいのですが、飛ばすボーイングを練習して飛ばせるようになってきた
左手の基礎を作る
シェフチークOp.1-1で左手の形を整えます。
ポジションチェンジ練習
スケールやシェフチークをメトロノームを使って左手を正確に速く動くように練習します。
特に1-4番を使うのがおすすめ!
ソティエなど弓を飛ばす練習
シェフチークOp.2-1を使って少しずつ弓を飛ばせるように練習します。
追記
世界には沢山のバイオリン教師が書いた練習曲が色々とあります。
練習曲を使って左手・右手のテクニックを少しずつつけていく時、私が書いた以外にも良い練習曲はあります。
なので、ここに記載されていない練習曲でもいいので、左手、右手を分けてテクニックを習得しておくと、曲を弾く時に楽に弾けるようになります。
左手の形を作り、弓を飛ばす練習をまとめたビデオレッスンです↓。
このビデオレッスンでは、左手の形を整えるための練習法や、弓を飛ばすまでの道のりを実演を交えて丁寧に解説しています。
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