バイオリンの先生が合わない?辞める前に考えたい3つのステップ

どの習い事でも、指導者探しはとても重要です。

何故なら、どの先生に習うかによって、その後の上達が全く違ってくるからです。

なので、もし

  • 練習しているのに上達しない
  • 先生が合わない

と思ったら指導者を変えるタイミングかもしれません。

しかし、音楽の世界は意外と狭いので、やめる前に考えて欲しいことがあります。

「うちの子、最近バイオリンが楽しくなさそう」「なかなか進まないのは何故?」

「習いはじめて半年経ってもボーイングだけで子供が飽きてきている」

「レッスンが怖くてなんだか続けられる気がしない」

「何年も習っているけれど、曲が思うように弾けるようになっていない」

などなど、このままこの先生に習っていて上達するのだろうか?というご相談をたまに受けます。


バイオリンの指導者にも“相性”がある

どんなに経験豊富で有名な先生でも、すべての生徒に合うわけではありません。

先生と解決策

  • 有名な先生の中には「基礎は出来ていて当たり前だから、基礎は教えない」という先生もいらっしゃいます。

なかなか上達しない場合は、基礎を教えてくれる先生を探すことで上達する可能性があります。

 

  • 先生が演奏をして見せてくれるレッスン

真似をするのが上手い子はどんどん上達するかもしれませんが、器用ではない子はどう弾いて良いかよくわからず、全然弾けるようになりません。

弾けない部分をどう練習したら弾けるようになれるかを教えてくれる先生を探してみてください。

  • 厳しすぎて怖い先生

多くの子はレッスンが怖くて身体がこわばり思うように弾けなくなっていくケースが多いです。

厳しい先生がいいというお子さんもいます。

しかし、レッスンが怖くて思うように弾けないのでは上達するのは難しいので、厳しすぎない先生を探すことをおすすめします。

 

  • 基礎をあまり指導されずに曲だけ楽しく弾くレッスン

ある程度の曲から上達するのは難しく、途中で自分には才能がないからこのくらいしか弾けないと思い、楽しくなくなってしまうこともあります。

基礎を教えてくれる先生を探してください。

 

このような状態で続けていくと「バイオリン=苦しいもの」になり、挫折の原因になることも。

バイオリンの道のりは長いです。バイオリンが嫌になってしまうといくら才能がある子でも最終的にはやめてしまうこともあります。

お子さんは先生とのやり取りの雰囲気ひとつでやる気を左右されることも

なので、どんな先生が合っているのかを見極める必要があります。


合わない=すぐに辞める、は早計かも?

ただし、違和感を感じたからといって、すぐに先生を変えるのがベストとは限りません
まずは、以下をチェックしてみましょう。

先ほども書きましたが音楽の世界は意外と狭いので、音大受験、コンクールで入賞などを目指している場合、まず考えて欲しいことがあります。

✅ 合わないと感じるのは「何が」「なぜ」かを言語化してみる

  • 曲がなかなか進まなくて飽きてきている(先生には長期的にみた考えがある可能性があります)

  • 先生が指示したことを子供がやりたがらない(先生と生徒で誤解がある可能性もあります)

  • 誤解や一時的な感情ではないか?

✅ 先生に一度相談してみる

先生の中には先生の仰ることは絶対で相談出来ない方もいらっしゃいます。

その場合は、その先生についていく覚悟があるのかを考えてみましょう。

 

もし相談することが可能なら勇気がいりますが先生に疑問に思っている事を聞いてみてください。

疑問に思っていることをと伝えることで、先生がどう考えているのかが分かって納得するケース。

もしくは、お互いのゴールが違っていたことに気づき改善されるケースもあります。


どうしても合わないと感じたときの選択肢

無理に続けることが音楽嫌いにつながるなら、環境を変えるのも一つの手です。

教室を変えるときのポイント

とにかく上達したいなら、基礎をちゃんと教えてくれる先生、音楽の作り方を教えてくださる先生を探すことがおすすめです。

基礎が出来ていないと、曲も上手に弾けないので、いずれ楽しくなくなってしまいます。

それから、レベルや目標に合った先生を探すことが大切です。

 教え方の違いにも注目

先生によって指導の方針が大きく異なることがあります。

  • 少しずつ難しい曲に挑戦していくコンクール志向

  • 楽しく自発性重視でゆっくり進む先生(趣味継続型)

どちらが「良い・悪い」ではなく、自分が何を求めているかで変わってきます。


親ができるサポートとは?

子どもがどうなりたいのかをよくきき、子供に合った先生を探してあげる。

バイオリンの先生は沢山いらっしゃいます。しかし、自分の目指す所に連れていってくれ、合う先生というのはあまりいなかったりします。


まとめ:環境を変えることも前向きな選択

「先生を変えるなんて失礼かも…」と感じるかもしれませんが、先生は生徒さんが上達してくれる、もしくは楽しく音楽を続けていくことを願っています。

なので、違う先生で伸びていくなら、先生を変わった方のがお互いのためになることもあります。

しかし、日本の音楽の世界は意外と狭く先生を変わることでその後の道に影響を及ぼす可能性もあります。

海外へ行ってしまうので大丈夫、今のままでは上達しないので変わりたいという場合は先生を変える事もいいと思います。

まずは焦らず、どんな先生に習いたいのかを良く考えて、先生を変える、もしくは、先生に今の悩みを相談してみてください。

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