「音楽の本場、ヨーロッパで音楽を習ってみたい!」とは思っているけれど、「語学に自信がなくて決断が出来ない」、「どのくらい費用がかかるか分からないから迷っている。」という人は多いと思います。
音楽でヨーロッパに留学するとどのくらい費用がかかるのか、語学の必要性について大まかにまとめました。
本記事はプロモーションを含みます。
音楽留学にかかる旅費
日本~ヨーロッパの旅費は2025年現在、エコノミークラスで約12万5千円~20万円。
出発直前や航空券が高い時期になると30万円くらいすることもあります。
チケットの購入は、格安航空券サイトや各航空会社のセール時期に購入することで旅費を抑える事が出来るので、出来るだけ安いチケットを購入したい場合は、色々なサイトをこまめにチェックをすることをおすすめします。
航空チケットが安い時期
観光シーズンではない冬の時期、(正し年末年始を除く)は航空運賃が安くなります。
海外在住組は1年前に購入するとチェットが安いことがあるので、1年前に購入することもありますし、年に数回航空会社がセールをする時期、色々な航空チケット格安サイトや各航空会社のサイトをチェックして出来るだけ安いチケットを購入するようにしています。
家賃
一人暮らしをするなら、場所と物件によるので、留学する場所の不動産サイトで大体の物件価格を見るのが一番分かりやすいです。
家賃を踏み倒したりなかなか払わない人もいるので日本人に貸したいという大家さんが結構います。
そのような場合、留学する場所の留学掲示板などで日本人向けに入居者募集を行っていたり、アパートシェアをしたい人を募集している事があり、大体の家賃が分かります。
パリやミラノなどの大都市の家賃は高く、小さな都市や田舎へ行くと安くなるので、家賃を抑えたいなら中心地よりも少し郊外の物件を探したり、留学生たち、若い仕事をしている人たちの間でシェアアパートやルームシェア物件に住む選択肢もあります。
シェアアパートのメリット
シェアアパートを選ぶと一人暮らしよりも家賃を半分もしくは、1/3くらいに抑えられる。
例えば、一人暮らしの場合家賃が1,000ユーロだったら、2人で住むと500ユーロ、3部屋あるなら1/3にすることが出来る。
家の中で語学を使える。
ルームシェアをした人と気が合うと滞在が楽しくなる。
シェアアパートのデメリット
シェアハウスの人たちと気が合わない。
掃除などの分担で揉めることがある。
生活時間が違い、寝たい時間にうるさい住人がいたり、パーティーを週末ごとに開催する人がいてストレスになることもある。
ホームステイ・シェアアパート・一人暮らし体験談
私は留学して2カ月は勉強に集中したかったので自分で食品の買い物や炊事の時間を節約するためにも食事つきのホームステイをしました。
朝起きると朝食が出来ていて、夕食も毎日栄養のバランス取れた豪華な食事が用意されていて、ホームステイを選んで良かったと思います。
しかし、友人の中にはホームステイ先の食事が美味しくなさ過ぎて食べられないという人もいました。
「食事が美味しくないならホームステイ先を変えたら?」との質問に、「いい人だからホームステイ先を変えるのが申し訳ないから自ら食事を作ってあげている」と言っていました。
ホームステイ後に住む家は、ホームステイ中に現地の生活にも慣れてきた頃、次の滞在先を探しをはじめます。
家探しは意外と大変で、語学と音楽の勉強の合間に色々な物件を見学に行きましたが、良い物件はあっという間に埋まってしまうので、なかなか良い物件がなくホームステイ先を出る少し前に、急いで語学上達につながるかもしれないと大家さんと二人暮らしの物件を選びました。
しかし、大家さんが食事後に食器を洗わない、洗濯機はいつも溢れているなどが耐えられずに数日後には他の滞在先探しを始めました。
結局、1カ月一人暮らしをし、語学学校で知り合った子がルームメイトを探していたので、その子と1カ月間住みましたが、学校から遠いので学校から徒歩でも通えるもう少し近い物件に引っ越しをしました。
一人暮らしやホームステイは月々1,000ユーロ以上することもあるので、家賃は余裕を持った予算を確保しておくと安心して住むことが出来ると思います。
ヨーロッパで住む時に気を付けること
ヨーロッパは光熱費が高い所があるので、光熱費が別の場合は、電気のつけっぱなし、冷暖房を使いすぎたりシャワーのお湯を使いすぎると数万円の請求が来ることもあるので注意が必要です。
ちなみに、電気・ガスを輸入しているイタリアの光熱費は高く、電球をいくつもつける照明器具にワット数を気にせずに電球を買いつけっぱなしにしていると1カ月の電気代200ユーロ、3万円以上、ガス代はたまに検針にきて700ユーロ、10万円以上を請求されるという事もあります。
食費
日本に比べると外食は高いですが、自炊をするなら食材を無駄にせず高価な食品を買わなければ日本より安く抑えられると思います。
下図では一人当たりの食費が分かるようになっています。
パリ・ミラノ・ロンドンなど大都市の物価は高く、地方に行くと多少安くなりますし、どのスーパーへ行くかにもよります。
画像:Quanto denaro si spende per il cibo in Italia e in altri paesi? – Economicamente – Picodi.comより
レッスン代
先生によります。
私の知る限りでは音大の先生は80ユーロ~200ユーロ
高額な先生になると400-600ユーロという先生もいらっしゃいます。
先生によってはもう少し安い先生、生徒の経済状況によって価格を変更する先生もいらっしゃるので師事したい先生に直接聞くのが一番です。
留学時に語学はどのくらい必要か?
留学する時に語学は出来た方のがいいにきまっていますが、音楽の場合、楽器を弾いて見せてくれたり、歌ってくれたりするので、完璧に語学が出来なくてもなんとなく分かる事が多いです。
私はほぼ話せないまま留学しましたが、先生の弾き方を見て真似する、世界音楽用語は共通なので問題なくレッスンに通っていました。
とはいえ、細かいニュアンスが分かった方のが習得できることが多いことは確かなので、出来れば語学を勉強して行った方がいいです。
現地に行くと嫌でも話さないといけないので、現地に到着してから勉強しても話せるようにはなりますが、住んでいても勉強しないと語学は出来るようにはならないので、現地に行ったらなんとなく覚えるという事は考えない方がいいと思います。
まとめ
留学費用は、行く場所、どんなところに住むか、何を食べるかなどによりかなり変わるのではっきりとしたことは言えません。
しかし、海外で生活をしていると思いもよらない所でお金がかかったり、銀行でお金をおろす時にカードを盗まれて一瞬で全額をおろされてしまった、生活費が払えなくなってしまい日本人を騙して金銭を盗む人など悲しい現実も目にしたり耳にしてきました。
なので、留学をする際には銀行口座は分ける、留学資金は余裕をもって計算することをおすすめします。
語学は日本で勉強した方のがいいですが、現地では嫌でも毎日使うので簡単な日常会話は話せるようになります。
しかし、住んでいても勉強をしないと、単語を並べるだけで何を言っているか分からない人になってしまったり、お願いする時に丁寧に柔らかく言いたいのに文法の使い方が分からず失礼な言い方しかできない人になってしまう可能性があります。