電子ピアノを購入する際「折角買うならグランドピアノに近い本格的な電子ピアノが欲しい!」
ということで、探すこと数年。
各メーカー
音・
・鍵盤
・スピーカー
など細かい部分までかなりのこだわりがあり、どれを選んで良いか迷ってしまいます。
グランドピアノに出来るだけ近い「グランドピアノに近いタッチ、グランドピアノに近い音」を追求した各メーカーの電子ピアノを比較してみました。
本記事はプロモーションを含みます。
電子ピアノ・グランドピアノに近い機種比較
ヤマハ グランドピアノに近いクラビノーバ
ヤマハの電子ピアノの中で一番グランドピアノに近い機種は、CVP-809。
現在は、後継機種CVP-909です。
CVP-809は、「よりグランドピアノに近い機種にしたい!」と
他のクラビノーバにない機能が沢山あります。
特徴
・鍵盤には「カウンターウェイト」をつけ、グランドピアノのタッチに近づけるように設計
・スピーカーにはアコースティックピアノの響板と同じ木材からなる材料を使っている
・ペダルは踏み出しは軽く、ペダルの効果が出はじめるところで重く感じる、グランピアノさながらの踏み心地を再現
・デリケートなハーフペダルの操作感を身体で覚えることが出来る機種として作られています。
・音色は、ピアノの響きを長く丁寧にサンプリング(録音)することで深い余韻を再現し、タッチの強弱による音色の変化を無段階でスムーズに実現できるように開発されています
CVP809のこだわり
音
タッチに合わせて音色が無段階に変化
・ピアノの響きを長く丁寧にサンプリング(録音)することで深い余韻を再現出来るようになっている
鍵盤の支点
グランドピアノのタッチに近づけるため、演奏者が弾く部分から本体に隠れて見えない奥側の支点までの長さを可能な限り長くすることで、黒鍵と黒鍵の間などでも弾きやすいタッチを実現しています。
黒鍵を多くつかう曲などで、白鍵の奥側を弾くときにも表現豊かに演奏することができます。
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グランドピアノに近いタッチ
グランドピアノの鍵盤には、ハンマーなどのアクション部分とバランスを取るためにおもりが付いています。CVP-809の鍵盤では、同様の機構として「カウンターウェイト」を搭載してあります。
グランドピアノは、88鍵すべて鍵盤の重みが異なります。鍵盤の重みや戻りの感触が異なる鍵盤タッチを、電子ピアノで唯一忠実に再現している「88鍵リニアグレードハンマー」を採用。 弾き心地を限りなくグランドピアノに近づけているため、より正しいタッチ感を身に付けられます。 |
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グランドピアノさながらの踏み心地を実現した「GPレスポンスダンパーペダル」 音の表情を繊細に変化させられるペダル操作。 踏み込みの深さを連続的に感知し、微妙な踏み込みや戻しの加減によって響きの量や伸び方を調節できるハーフペダルに対応しています。 「GPレスポンスダンパーペダル」によって、踏み出しは軽く、ペダルの効果が出はじめるところで重く感じる、グランドピアノさながらの踏み心地を再現。デリケートなハーフペダルの操作感を身体で覚えることができます。 |
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スピーカー
よりグランドピアノに近い音を追求したスピーカー CVP-809には、スピーカーにアコースティックピアノの響板と同じ木材からなる材料を使用したスプルースコーンスピーカーが採用されています。より自然なピアノのような音の立ち上がりのよさを実現。そして、音が出る際の風切り音を飛躍的に軽減し、よりクリアで迫力のある低音を実現しています。 |
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仕様
- 奥行き 612 mm 高さ 868 mm (※艶出し仕上げモデルの場合872 mm )
※譜面立てを倒したとき、質量 質量 82 kg (※艶出し仕上げモデルの場合84 kg)
- 鍵盤 88鍵盤、グランドタッチ鍵盤、木製(白鍵)、象牙調・黒檀調仕上げ、エスケープメント付き
- タッチ感度 ハード2、ハード1、ミディアム、ソフト1、ソフト2
- 88鍵リニアグレードハンマー
- カウンターウエイト
- ペダル ペダル数 3: ダンパー、ソステヌート、ソフト
- ハーフペダル
- ペダル機能 サステイン、ソステヌート、ソフト、グライド、ソング再生/一時停止、 スタイルスタート/ストップ、音量、その他
- GPレスポンスダンパーペダル
- ディスプレイ 種類 TFTカラーLCD (タッチパネル)
- タッチパネル
- 発音数 最大同時発音数 256
CVP-909の特徴
CVP-809の後継機種だけあり、更にグランドピアノに近づくよう、グランドピアノのように、タッチによる音の微妙な違いを再現する技術を搭載しています。
追加された機能
●「グランド・エクスプレッション・モデリング」
アコースティックピアノでは、鍵盤を押してから離すまでのタッチを変えることにより、音を微妙に変化させることができる
例えば、鍵盤を底までしっかり押せば、鍵盤が棚板(鍵盤下の板)に当たってコツンと鳴り、その衝撃が弦に伝わって音がわずかに変化する
また、音が消える寸前(ダンパーが弦に触れる瞬間)の音も、鍵盤から指を離す速さにより微妙に変化する
このようなタッチによる音の微妙な違いを再現する技術が加わっています。
* CFXとベーゼンドルファーの音色のみ対応
●「グランドタッチ™ペダル」
CVP808にはGPレスポンスダンパーペダル(ペダルの効果が出始めるところでダンパーが動く重みを足から感じられ、グランドピアノさながらの踏み心地を再現したペダルが搭載されていて、デリケートなハーフペダルの操作感を、身体で覚えることができる
この機能に加えて踏む時は重く、離すときには軽くなるグランドピアノのペダルの踏み心地を再現した「グランドタッチ™ペダル」を搭載。
●ヘッドホン使用時に「ベーゼンドルファー インペリアル」を追加
「CFXグランド」、「ベーゼンドルファー」音色を選び、ヘッドホンを接続して演奏した場合に演奏者の耳と同じ位置に専用のマイクを備え付け、きこえてくるピアノ音をそのまま収録した音で聴くことが出来ます。
●グランドアコースティックイメージング
・最新の音響設計技術や測定技術で、コンパクトな電子ピアノでありながらグランドピアノの音像や音場を再現。
・グランドピアノならではの空間への音放射やその重心に着目し、グランドピアノのさまざまな音の正確な位置関係のまま奏者の耳に音を届けられます。
・最新の音響設計技術や測定技術で、コンパクトな電子ピアノでありながらグランドピアノの音像や音場を再現。
・グランドピアノならではの空間への音放射やその重心に着目し、グランドピアノのさまざまな音の正確な位置関係のまま奏者の耳に音を届けられます。
ヤマハCLPシリーズ最新モデル
グランドピアノを演奏したい。
けれども、住宅環境などのさまざまな制約により実現が難しい。
そんな課題を解決し、グランドピアノさながらの豊かな演奏体験を届けるのがクラビノーバ CLPシリーズです。
2024年8月発売のCLP-885は強いタッチ・弱いタッチなどの細かいタッチにも反応してくれるような電子ピアノに仕上がっています。
KAWAI カワイ
カワイ グランドピアノに近い電子ピアノ
カワイの本格的な電子ピアノとして人気なCA99の後続機種として新発売されたのがCA901。
88鍵全て木製鍵盤にこだわっているのが特徴です。
カワイの電子ピアノの中ではピアノのタッチに最も近い機種です。
CA901の特徴
音
ショパン国際ピアノコンクールをはじめ、世界の国際ピアノコンクールに公式採用されているフルコンサートグランドピアノ「SK-EX」を数台用意し、その中から選び抜かれた1台を国際ピアノコンクールで調律経験のある屈指の調律師が担当。
録音も反響や残響など音響効果が最善となるよう厳選された環境で録音されています。
SK-EXレンダリング音源は、この音色ひとつのためだけに、全システムが稼働する革新的な音源システム。
マルチチャンネルによる多層的なサンプリング技術と、88鍵盤すべての響きや共鳴音を忠実に再現するモデリング技術により、突き抜けるような強打音から、ささやくような弱打音まで、ダイナミックレンジの幅が広く、まるでコンサートホールで弾いているかのような響きを実現してあります。
鍵盤
・88鍵すべて木製の鍵盤と、グランドピアノと同じシーソー式のアクション構造をもつ、カワイ独自の木製鍵盤
・幾層にも木材を積み重ねる独自の加工技術により、 反りや捩じれの少ない、高い精密性を実現
・鍵盤表面には、象牙、黒檀の色相や風合いを再現した象牙長白鍵(アイボリータッチ)、黒檀調黒鍵(エボニータッチ)も 採用
・グランド・フィール・アクションⅢ、最高峰の木製鍵盤アクション
ハンマーを跳ね上げるシーソー式の構造や電子ピアノ最長クラスの支点距離、鍵盤をゆっくりと押さえたときに感じるクリック感など、細部に至るまでグランドピアノに限りなく近い鍵盤設計を追求しています。
音域別ハンマーウェイトとカウンターウェイト
・タッチの決め手となるハンマーウェイトに、白鍵・黒鍵ともに音域別に4段階に分類したウェイトを採用
・鍵盤側には、88鍵すべてにカウンターウェイトが搭載されている
なので、強打時に低音域は重く、高音域は軽い、そして弱打の演奏時はすべての鍵盤が一定の手応えという、グランドピアノ特有のタッチ感を実現しています。
真鍮製フロントピンとバランスピン
鍵盤がシーソーの動きをする際に支点となるバランスピン、その動きが左右にぶれないようにするためのフロントピン、そしてそれらのピンと適度な摩擦感を得るためのブッシングクロスをグランドピアノと同様の素材を採用することで、本格的なタッチ感を実現しています。
スピーカー
独自のTWIN DRIVE響板スピーカーを中心に、ディフュージングスピーカーやダイレクトスピーカーなど合わせて6つのスピーカーを最適化して組み合わせ、面積の広い響板に設置された、2種類の加振器が振動することで、スピーカーでは困難なグランドピアノの荘厳で伸びる低音や奥行き感のある響きを、振動そのものから忠実に再現してあります。
仕様
・サイズ 幅(W) 145.5cm、奥行き(D) 47.5cm、高さ(H) 101cm、重量 82.5kg
・鍵盤 鍵盤 88鍵/シーソー式木製鍵盤
・グランド・フィール・アクションⅢ
・アイボリータッチ /エボニータッチ
・レットオフ・フィール
・カウンターウェイト
・音色 ピアノ音源 SK-EXレンダリング音源/HI-XL音源
・共鳴音 SK-EXレンダリング音源:音源に含む
・HI-XL音源:アコースティックレンダリング
・グランドピアノ音色 SK-EXレンダリング音源
・最大同時発音数 256音
・ペダル ペダル ダンパー(ハーフペダル対応)/ソフト(ハーフペダル対応)
カシオ グランドピアノに近い電子ピアノ
カシオ セルビアーノ510BP
特徴
タッチ
弾き手の繊細なタッチがそのまま音になるような、グランドピアノの表現力や弾き応えを再現できるように良質なオーストリア産のスプルース材に、グランドピアノと同じ乾燥・加工を施し、鍵盤として形成したものが採用されているモデル。
ハンマー
押した鍵盤を音に変えるアクション機構は、グランドピアノの弾き応えに大きく関係するハンマーの動きを徹底的に研究し、力学的に同じ構造のアクション機構を開発。
この木製鍵盤と独自のアクション機構の融合が、鍵盤を押した時のエネルギーの変化、すなわち指先のニュアンスをより敏感に伝えることを可能にしています。
鍵盤
鍵盤の表面もグランドピアノと同等の素材を使って仕上げることで、指にしっくりなじみ、すべりにくく弾き疲れしない感触にこだわっている。
トリルや同音連打、一瞬の動きや速いパッセージを意のままに操る演奏性や、ピアニッシモでの繊細な色づけ、多彩なタッチをそのまま音にする表現力を実現した本格的な電子ピアノ。
- サイズ 幅1,434×奥行489×高さ963 mm(天板閉時/譜面立ては含まず)、重量 7
- 8.5㎏
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88鍵/ナチュラルグランドハンマーアクション鍵盤(木製鍵盤/表面素材 白鍵:アク
リル、黒鍵:フェノール) - 16 cm×2 +(10㎝+5㎝)×2 3ウェイ6スピーカー
- 最大同時発音数256
- ペダル グランドペダルシステム、3本: ダンパー(ハーフペダル対応・連続可変式)、ソフト、ソステヌート、ハーフペダルポジション(ー2~0~+2)
ローランド グランドピアノに近い電子ピアノ
LX-6
最新のデジタル技術を駆使し、音をその場で一つずつ作り出しているのがローランドの本格的な電子ピアノです。
これまでのデジタルピアノでは実現できなかった、弾く人のタッチにリアルタイムで応える、色とりどりなサウンドが作れる電子ピアノです。
・幅 x 奥行 x 高さ 1,383 x 493 x 1,118 mm
・質量 黒塗鏡面艶出し塗装仕上げ:88.5 kg
・ダークローズウッド調仕上げ:87kg
・カラー 黒塗鏡面艶出し塗装仕上げ、ダークローズウッド調仕上げ
・サウンド・システム 5スピーカー
最高の電子ピアノ ローランドLX708後継機種LX-9(4-50万円台)
折角買うなら最高の電子ピアノを長く使いたいという方へおすすめなのがローランドLX9です。
モデリング音源、このタッチならこのような音が出るだろうと演奏した時のタッチによって音を作り出せる電子ピアノです。
・ピアノ音 ピアノ・リアリティ・モデリング音源
・幅 x 奥行 x 高さ 1,395 x 491 x 1,179 mm
(屋根を閉めたとき)
・質量 111 kg
・カラー 黒塗鏡面艶出し塗装仕上げ、白塗鏡面艶出し塗装仕上げ
・サウンド・システム 8スピーカー
まとめ
グランドピアノに近い電子ピアノを比べるとローランドのLX-9が一番近いのではと思います。
何故なら、ピアノ音で弾く時の最大同時発音数が無制限の(他社は256)。
他社は6つのスピーカーに対し、ローランドのLX-9は8つのスピーカー搭載。
譜面台の高さもグランドピアノと同じ高さを再現しているので、電子ピアノで譜面台が 低いという問題も解決!
しかし、ピアニストの友人は、カワイのタッチが好きだと言う人。
コストパフォーマンスが良くコンパクトな機種がいい場合はカシオもおすすめです。
なので、色々な機種を比較する参考にしてください。