重音を勉強し、慣れてきた頃に少し難しいコンチェルトに挑戦するという時に先生から提案される曲のひとつにブルッフのバイオリン協奏曲があります。
ビバルディ、バッハ、ヴィオッティ23番ののバイオリン協奏曲などに比べると少し難しいと感じるかもしれません。
しかし、1楽章が4ページ弱なので、少し難しくても最後まで集中して弾き切るには丁度良い長さです。
重音が結構出てきますが、まだ10度やフィンガードオクターブ、ワンボウスタッカートなどが出てこないのでヴィエニャフスキコンチェルトの2番よりも取り組みやすいと思います。
曲の難易度
《ブルッフのバイオリン協奏曲1楽章》は、中上級者向けの曲です。
目安としては、下記の曲を勉強した後くらいに取り組めると思います。
- ヴュータンのバイオリン協奏曲23番
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クライスラーのプレリュードとアレグロ
- テサラサーテの序奏とタランテラ
くらいに取り組めるレベルです。サラサーテはブルッフの後に勉強することもあります。
難しいポイント
3弦の重音
難しいと思って躊躇してしまったり、上から弦を押しすぎると音が潰れてしまう可能性があります。
半音階
半音階に慣れていないと滑らかに弾けない可能性があります。
移弦
3弦の移弦が滑らかに出来ないともたついて、テンポ通りに弾けない事があります。
この曲で身につけたいこと
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3弦の重音
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1ページ目と2ページ目のコントラストを表現できるように
- 滑らかな移弦
を学ぶのに最適な曲です。
必要なテクニック
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3度、6度、8度の重音が正確に取れる。
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3弦の重音
- 3弦の移弦
- 半音階
これらを事前に練習しておくと、スムーズに取り組めます。
教えてみて感じる事
3弦の重音が難しく、どうしても上から叩いてしまう人が多いです。
3弦の重音はゆっくり練習して手の形を正確に動かせるようになってから少しずつ速くすると弾けるようになります。
曲を始める数カ月前からドントなどで3弦の重音練習を始めておくことをおすすめします。
3弦の移弦で苦労する人も結構いますが、練習曲で練習しておくことでコツが分かれば案外早めに出来るようになります。
練習しておきたいこと
重音練習は音階教本でも可能ですが、
Ševčík Op.9を導入として使い、カールフレッシュの音階でスムーズに弾けるように練習しておきます。
楽譜
原典版とKurt Guntnerがフィンガリング、ボーイングを書いたもの2冊あるので、原典版を見ながらバイオリニストがどうやって解釈をしてフィンガリングなどを決めたかが見れるのでおすすめです。