使って良かったおすすめバイオリン弦

バイオリン弦は数えきれないほどの種類があります。

どの弦を選ぶかは、楽器との相性、弾く人の好みがあるので、これが絶対におすすめと言い切れません。

ここでは、弦選びで迷っている方の参考になるように様々な種類の弦を使ってみて、今現在私が気に入っている弦をご紹介します。

バイオリン弦の種類

バイオリンの弦にはスチール弦、ガット弦、ナイロン弦があります。

この中で私が生徒さんにおすすめをしているのは、主にナイロン弦です。

何故なら、スチール弦は金属を芯材とした弦でチューニングが安定しやすいのですが、音色が硬い傾向にあります。

次に、ガット弦は、羊の腸を縒り合わせた繊維を芯材とした弦で、しなやかで柔らかく、深みのある暖かな音色を実現できます。しかし、弾いてい弦が狂うことが多いので、それに合わせた弾き方が必要です。

そして、ガット弦は価格が高いけれど温・湿度の影響を受けやすく、寿命が短いので、汗をかく夏場は弦を張り替えて少ししか使っていないのに切れてしまったりと他の弦に比べると扱いにくいので、20年くらい前まではガット弦を使っていましたが、価格と使いやすさを考えて最終的には長持ちし、扱いやすいナイロン弦を使うようになりました。

ナイロン弦は、ナイロンだけでなく様々な合成繊維を芯材とした弦で、音色はスチール弦よりやわらかく、弦の種類によってはガット弦に近い深みもあります。ガット弦とスチール弦の中間の弦と言っていいのではないでしょうか。チューニングも数日で安定しますし、寿命はガット弦よりも長いので使いやすいのが特徴です。

弦の交換時期

バイオリン弦は消耗品で、一定時間弾くと音に輝きがなくなってきます。弦によっては、急に音がガザガザになってすぐに寿命が来たなと分かる弦もありますし、響きが悪くなるだけで良く音を聞かないとすぐには分からない弦もあります。

理想としては、音に輝きがなくなってきたら交換して欲しいところですが、弦によっては4本交換すると1万円を超えるので、輝きがなくなってからも少し我慢して使い、本番の1週間前には交換するというのでもいいと思います。

ちなみに、毎日5,6時間くらい練習をした場合、季節にもよりますが、1カ月くらいすると音に輝きがなくなるのが分かります。弦によりますが、2カ月くらい使うと、音が「あ、もう限界かな」となるので、嫌でも全ての弦の交換となります。

弦を交換する時期というのは、出来れば弦が響かなくなったら交換するのがいいのですが、そこまでの音色を求めていない場合は、調弦がしにくくなったなと思ったり、弦に切れ目が入っていたり、弦を触って少しピリピリするなと思ったなどの合図を感じ取って交換するといいと思います。

おすすめしているバイオリン弦

ナイロン弦がおすすめと書きましたが、ナイロン弦だけでも沢山の種類があり、どれを選んで良いか迷ってしまうと思うので、使ってみて良かった弦を紹介しておきます。

ドミナント

おすすめバイオリン弦楽器との相性があるので、これが一番いいとは言えませんが、価格と寿命、音の響きなど全てを考えた時に気軽に使えるのがドミナントです。この弦は、4本交換しても5,000円程度と比較的高くなく、音質は飛びぬけて素晴らしくないけれど、悪くないので多くの人に愛用されています。ドミナントを使い、E線は価格が安い割に悪くない音で気軽に交換できるGoldbrokat(ゴールドブロカット)を使うのもいいと思います。

Goldbrokat(ゴールドブロカット)

ゴールドブロカットE線のみですが、他の弦と比べると低価格(約300円)で他の弦との相性が良いので、多くの人に愛用されています。

音質にこだわる人におすすめナイロン弦

ドミナントの音では物足りない方は、下記の弦をお試しください。

LARSEN Virtuoso(ラーセン ヴィルトゥオーソ)

ラーセン華やかで深みのある音で私は気に入っていますが、楽器との相性、好みもあり、私の知人に好きでないという人もいますので、気になる方は試してみてください。

LARSEN TZIGANE(ラーセン ツィガーヌ)

ラーセン ツィガーヌラーセン ヴィルトゥオーゾよりも落ちつきのある音の弦です。使った感想は、心地良くしっかりとした音。よく響き音量もあります。こちらも、楽器との相性によりますので、興味のある方はお試しください。

Evah Pirazzi(エヴァピラッツィ)

エヴァピラッツィ ゴールド大きなホールで弾くようなポテンシャルのある楽器によってはドミナントの弦は相性が良くない事があり、弦が楽器のパワーに耐えられずギシギシという音がしてしまうこともあります。そんな場合は、エヴァピラッツィを試してみてください。この弦は、音量があり、華やかな音でパワーのある楽器との相性が良いです。しかし、この弦のE線は音が裏返るので、他の弦を使う事をおすすめします。

最後に

弦は楽器との相性、弾く人の音の好み、どこで弾くか(室内楽なのか、大きなホールで弾くのか)にもよるので、弦を交換する時に色々な種類を試してみるのが一番良いのです。しかし、どれが良いか分からないという方はドミナントとE線のみゴールドブロカットという組み合わせを試してみてください。